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Satoyama, Plants & Nature

雨上がりの森を歩けば -西宮の自然- 

 このところ毎日降雨があり、遠出がはばかられますが、降雨の合間を縫って近場の森に出掛けています。長雨が続いているので、キノコが沢山出ていると予想できます。
下草の少ない森の中なら蚊の攻撃は受けるかもしれませんが、雨に濡れた草で衣服がびしょぬれになることはありません。長雨続きなので、普段見かけないキノコもありそうで、少し期待して出掛けました。
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オニイグチモドキ
Fig.1 オニイグチモドキ (西宮市 2016.9/26)
森の入口ですぐに出てきたのはオニイグチモドキでした。
オニイグチ、オニイグチモドキともに雑木林ではしばしば眼にするキノコです。
オニイグチよりも傘の上の突起は細かく、裏の管孔部を傷つけると赤くなった後に黒変します。

ベニヒガサ
Fig.2 ベニヒガサ (西宮市 2016.9/26)
鮮やかな朱赤色のキノコは暗い林内でもよく目立ちます。
まるで蝋細工のような感じで、傘の上には非常に細かい鱗片があり、ひだは柄に垂生します。

ソライロタケ
Fig.3 ソライロタケ (西宮市 2016.9/26)
草本ではこのような青い色の花は珍しくありませんが、菌類でこの色は稀なものです。
花の青よりも少しケミカル系の色合いで、傷つけると黄変します。

オチバタケ
Fig.4 オチバタケ (西宮市 2016.9/26)
ブレてしまいましたが、地表に落ちている経年したスギの果実から出ていました。
柄は針金のように細く、長く伸びていました。

ハナオチバタケ
Fig.5 ハナオチバタケ (西宮市 2016.9/26)
小さいながらもオレンジ色の美しいキノコでこれも林内で目立っていました。

カバイロツルタケ
Fig.6 カバイロツルタケ (西宮市 2016.9/26)
テングタケ科の中では数少ない食用菌です。
ツルタケに似ていますが、柄が褐色を帯びることで区別できます。
美味しい菌ということですが、キノコ狩りするほどの群生に出会ったことがありません。

セイタカイグチ
Fig.7 セイタカイグチ (西宮市 2016.9/26)
老生して傘が褐色を帯びており、背丈は低いですがセイタカイグチです。
なかなか出会えないキノコで、これも長雨が続いたおかげでしょう。

セイタカイグチの柄と管孔部
Fig.8 セイタカイグチの柄と管孔部 (西宮市 2016.9/26)
柄の網目は惚れ惚れするほどの隆起具合です。
管孔部は黄色で、傷つけても色は変わりません。

ホウキタケの仲間
Fig.9 ホウキタケの仲間 (西宮市 2016.9/26)
コホウキタケかウスムラサキホウキタケかと思うのですが、老菌で色褪せて区別できません。
基部からの分枝が多いのでコホウキタケのほうかもしれません。

ホコリタケの仲間
Fig.10 ホコリタケの仲間 (西宮市 2016.9/26)
林道脇の落ち葉の溜まった場所で点在していました。
成熟して周辺には表面の刺状の突起が落ちていました。

キホコリタケ
Fig.11 キホコリタケ (西宮市 2016.9/26)
キホコリタケの未成熟なものが枯れ葉の間から出ていました。
最初は白色ですが、成熟するにつれて黄色を帯びていきます。

ドクベニタケとニッケイタケ
Fig.12 ドクベニタケとニッケイタケ (西宮市 2016.9/26)
これも林道脇の枯れ枝や落ち葉の溜まった場所に見られました。
ニッケイタケはもう少し大きくなると、傘に独特の模様が現れます。

ヤブレベニタケ
Fig.13 ヤブレベニタケ (西宮市 2016.9/26)
ドクベニタケよりも大型で、柄が赤くなりますが、画像のものは降雨で柄の色が色褪せています。
傘が破れることが多く、傘の外周に接したひだが赤くなります。
可食ですが、まだ試してみたことはありません。

ヤマドリタケモドキ
Fig.14 ヤマドリタケモドキ (西宮市 2016.9/26)
今日はこれが目当ての雑木林探査でもあります。
柄には網目模様が入りますが、柄全体にはっきり出るものから、柄上部に薄く出るものまで様々です。
根元からちらっと出ている黄色のものはナギナタタケです。

本日収穫分のヤマドリタケモドキ 
Fig.15 本日収穫分のヤマドリタケモドキ (西宮市 2016.9/26)
中央のやや大きなものは夕食のピザの具材となりました。それ以外のものはスライスして乾燥させます。乾燥させるとより香りよく、よい出汁がでるようになります。
なお、野生キノコの利用は自己責任でお願いします。自己流の判断は危険です。必ず熟達した人のもとで講習を受けて知識を集積した上でお試しください。

若いタマゴタケ
Fig.16 若いタマゴタケ (西宮市 2016.9/26)
タマゴタケはこの1本にだけ出会いました。
しばし撮影した後、採取せずに置いておきました。

ギンリョウソウモドキ
Fig.17 ギンリョウソウモドキ (西宮市 2016.9/26)
降雨が多いと腐生植物も元気なようで、あちこちでギンリョウソウモドキが見られました。

アズキガイ
Fig.18 アズキガイ (西宮市 2016.9/26)
アズキガイは京都・大阪・滋賀などでは絶滅危惧種となっていますが、西宮市ではよく見られます。
ふだんは落ち葉の下、木の洞、腐食した倒木の隙間に居ますが、雨後の濡れたアカメガシワの樹幹をはっていました。カタツムリ類と異なってフタを持っており、ニナ目に属しています。

センチコガネ
Fig.19 センチコガネ (西宮市 2016.9/26)
センチコガネもまだまだ活発に活動していました。これは崩れかけたヤマドリタケモドキのそばにいたもので、腐りかけたキノコを食べていたのでしょうか?

マムシ
Fig.20 マムシ (西宮市 2016.9/26)
湿地でよく見かけるマムシ君。湿度が高いためか森の中で見かけました。
胴体がくすんだ灰褐色をした温厚なほうのマムシで、野外で出会うと逃げていくマムシです。
胴体が赤褐色をしたものは少し小型で攻撃性が高く、野外で出会うと「シャー」という威嚇音を出して身構えます。西宮市内では温厚なマムシしか見たことがなく、赤味の強いマムシは内陸部で見かけます。

甌穴の連続する十八丁川
Fig.21 甌穴の連続する十八丁川 (西宮市 2016.9/26)
林内はあまりの高湿度で汗だくとなったので、涼しげな光景を求めて十八丁川(とはっちょうがわ)を訪れました。この川の河床は粘土質の砂礫層が広がっている区間があって、そこに連続した大きな甌穴が発達しています。上流から転がってきた花崗岩が、河床の一ヶ所で流水により回転して河床がえぐれたものです。甌穴は風呂よりも深いものがあり、清流とともに涼しげな光景が見られます。

ホシクサ
Fig.22 ホシクサ (西宮市 2016.9/26)
帰途、ホシクサの生育する水田に立ち寄ってきました。
同所的に生育するアブノメ、ミズマツバ、ヒメミソハギとともに健在でした。
関連ページ 湿生植物・ホシクサ

ヌメリコウジタケ
Fig.23 ヌメリコウジタケ (西宮市 2016.9/28)
この日は昼の間3時間程雨がやんだので、家から車で5分、ごく近場での探査。
林内にはヌメリコウジタケが沢山出ていました。
傘は赤褐色で強い粘性があり、管孔部は鮮やかな黄色で傷つけても変色せず、解りやすい特徴を持っています。酸味があってまだ試していないが、ジュンサイなんかと組み合わせるといいかもしれません。

ブドウニガイグチ
Fig.24 ブドウニガイグチ (西宮市 2016.9/28)
苦くて食用になりませんが、紫色を帯びた美しいイグチの仲間です。
管孔部は白色ですが、傷つけると褐色に変わり、見分けやすいキノコです。

若いキクバナイグチ
Fig.25 若いキクバナイグチ (西宮市 2016.9/28)
赤紫色の色合いが美しく、管孔部は黄色で傷つけると青変する、これもわかりやすいイグチの仲間です。食用に利用できますが、ここでは若いものでも傘の内部まで食い荒らされ、残念ながら食べられるものはありませでした。

老成したキクバナイグチ
Fig.26 老成したキクバナイグチ (西宮市 2016.9/28)
成熟すると傘のささくれが菊花のように見えることからキクバナイグチと命名されました。
傘の裏の画像は黄色の管孔部と青変した部分を示したもの。

テングタケ属sp.
Fig.27 テングタケ属sp. (西宮市 2016.9/28)
シロウロコツルタケのような感じもあるし、スオウシロオニタケのような感じもあり、特定できません。傘のササクレが毛羽立たないAmanitaにフクロツルタケがありますが、肝心の根元の袋の確認をしていませんでした。

ヤグラタケ
Fig.28 ヤグラタケ (西宮市 2016.9/28)
キノコの上に生える小さなキノコで、老成したクロハツの上から出ています。
注意していれば案外見つかるキノコです。

チョウジチチタケ
Fig.29 チョウジチチタケ (西宮市 2016.9/28)
渋い環紋を持った小さなキノコで、傷つけるとチチタケのような乳液を出します。
乾くと調味料のクローブ(丁字)のような臭いがあることから命名されました。

アシグロタケ
Fig.30 アシグロタケ (西宮市 2016.9/28)
硬いキノコで、ふつうは枯れ木上に群生していますが、1本だけが土中の枯れ木から出ていました。
乾燥させるとよい出汁が取れますが、1本だけ獲ってもしれているので、そのまま放置しました。

キツネノカラカサ
Fig.31 キツネノカラカサ (西宮市 2016.9/28)
キツネ絡みのキノコ3連発です。森の中でよく見かける小さなキノコ。
可食とありますが、小さいものなので手を出す気にはなれません。

キツネノハナガサ
Fig.32 キツネノハナガサ (西宮市 2016.9/28)
まだ幼菌で傘が開いておらず、マッチ棒が生えている感じに見えました。
2日前のものですが、もう崩れ去って無くなっているでしょう。

キツネノエフデ
Fig.33 キツネノエフデ (西宮市 2016.9/28)
もうグレバは雨で流れ落ちて、子実体も倒伏していました。
よく似たものにコイヌノエフデ、キツネノタイマツ、キツネノロウソクがあってなかなか微妙です。

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