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Satoyama, Plants & Nature

9月のフィールドで 水辺の植物など 

 9月の中~後半の水辺周辺で観察した草本のメモです。
*画像クリックで、別ウィンドで表示されます。
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大きな画像(1024×768)を見る時は、リンク先の画像を別のウインドかタブで表示してください。


ダム湖の水辺
Fig.1 山間のダム湖の水際 (兵庫県丹波地方 2015.9/14)
休耕田があった場所に小規模なダムが造られ、その湖岸に湿生植物が繁茂していました。
なにかありそうな雰囲気なので、周辺を探査しました。

ヘラオモダカ
Fig.2 ヘラオモダカ (兵庫県丹波地方 2015.9/14)
水際にはヤノネグサやイグサに混じってヘラオモダカが数多く見られました。
周辺には他にヒロハイヌノヒゲ、ニッポンイヌノヒゲ、アイバソウなどが見られました。
関連ページ 湿生植物・ヘラオモダカ

ミズオオバコ
Fig.3 ミズオオバコ (兵庫県丹波地方 2015.9/14)
休耕田に眠っていた埋土種子が発芽したものと考えられます。
休耕田では見られなかったもので、増えてくれると嬉しいのですが。
関連ページ 沈水植物・ミズオオバコ

ヒロハトリゲモ群落
Fig.4 群生するヒロハトリゲモ(サガミトリゲモ) (兵庫県丹波地方 2015.9/14)
これも休耕田だった頃には見られなかったもので、埋土種子が発芽して広がったものでしょう。
この地方ではかなり稀なものです。周囲の浮葉植物はホソバミズヒキモです。
関連ページ 沈水植物・ヒロハトリゲモ
関連ページ 浮葉植物・ホソバミズヒキモ

ヒロハトリゲモ:葉鞘と種子
Fig.5 ヒロハトリゲモの葉鞘と種子 (兵庫県丹波地方 2015.9/14)
葉鞘は突出せず、種子表面には明瞭な格子模様があるのが本種の特徴です。
過日報告したトリゲモは葯室数を確認せねばならず、それに較べると同定は楽なものです。

ニッポンイヌノヒゲ
Fig.6 ニッポンイヌノヒゲ (兵庫県丹波地方 2015.9/14)
ダムの上流にある溜池に行くと、岸辺で群生しているニッポンイヌノヒゲが開花していました。
関連ページ 湿生植物・ニッポンイヌノヒゲ

ニッポンイヌノヒゲの頭花
Fig.7 ニッポンイヌノヒゲの頭花 (兵庫県丹波地方 2015.9/14)
よく似たイヌノヒゲとは花弁の先端に白色棍棒状毛がないことにより区別できます。

キクモ、ヒメホタルイ
Fig.8 沈水形のキクモとヒメホタルイ (兵庫県丹波地方 2015.9/14)
浅瀬ではヒメホタルイの群落が広がり、キクモ、サワトウガラシ、アゼナが沈水状態で生育しています。
関連ページ 湿生植物・キクモ
関連ページ 湿生植物・ヒメホタルイ

ミズニラ群落
Fig.9 水中のミズニラ群落 (兵庫県丹波地方 2015.9/14)
この溜池は土砂の大量流入による流れ込み部の整地と、下流のダム建設のため長期水抜きされて、ここで生育していたミクリsp.は消滅してしまいましたが、ミズニラはその影響をあまり受けず、規模こそ小さくなったものの健在でした。
関連ページ 沈水植物・ミズニラ

フラスコモsp.
Fig.10 フラスコモsp. (兵庫県丹波地方 2015.9/14)
池の深い場所ではホソバミズヒキモとともにフラスコモsp.が群生しています。

フラスコモsp.の拡大
Fig.11 フラスコモsp.の拡大 (兵庫県丹波地方 2015.9/14)
輪生枝の分枝の仕方や最終枝の形態からトゲフラスコモに近いものと解りましたが、雌器(右)内の卵胞子は熟しておらず、現在水槽内で卵胞子が熟すのを待っています。

ミゾソバの花
Fig.12 ミゾソバの花 (兵庫県丹波地方 2015.9/14)
岸辺で鮮やかに開花しているのに惹かれてコンデジの顕微鏡モードで撮影。
アザミウマが花粉を求めて訪花していました。
関連ページ 湿生植物・ミゾソバ

水抜きされた溜池
Fig.13 水抜きされた溜池 (兵庫県丹波地方 2015.9/22)
丹波地方では水抜きされる溜池は少ないのですが、この溜池は数年前から水抜きされるようになりました。時期的には早いかもしれませんが、降りて調べてみました。

溜池底のカヤツリグサ科草本
Fig.14 水抜きされた溜池のカヤツリグサ科草本 (兵庫県丹波地方 2015.9/22)
期待通り数種のカヤツリグサ科草本が見られ、メアゼテンツキが最も多く群生していました。
関連ページ 湿生植物・メアゼテンツキ

ヒメアオガヤツリ
Fig.15 ヒメアオガヤツリ (兵庫県丹波地方 2015.9/22)
痩果はまだ多少未熟でしたが、稜には翼がなく、ヒメアオガヤツリと同定しました。
丹波地方ではアオガヤツリとともに溜池に点在しています。
よく似たシロガヤツリは丹波地方ではまだ確認していません。
関連ページ 湿生植物・ヒメアオガヤツリ

アオテンツキ
Fig.16 アオテンツキ (兵庫県丹波地方 2015.9/22)
丹波地方では初めて見るもので、これまでも記録はなく、兵庫県では最も北に生育する集団です。
関連ページ 湿生植物・アオテンツキ

ミズタネツケバナ?
Fig.17 ミズタネツケバナ? (兵庫県丹波地方 2015.9/22)
印象としてはミズタネツケバナのように見えるのですが、アキノタネツケバナというものかもしれません。課題とせねばと思っているのですが、まだ手をつけていません。
関連ページ 湿生植物・ミズタネツケバナ
関連ページ 湿生植物・アキノタネツケバナ?

ツリフネソウ
Fig.18 ツリフネソウ (兵庫県丹波地方 2015.9/22)
山間の休耕田ではツリフネソウが覆いつくした大群生が見られました。
これも数年経てば遷移してセイタカアワダチソウやクズに覆われて消滅するのでしょう。
関連ページ 湿生植物・ツリフネソウ

サワギキョウとサワヒヨドリ
Fig.19 サワギキョウとサワヒヨドリ (兵庫県丹波地方 2015.9/22)
湧水の流入により湿地化した休耕田では、秋の野草の花畑となっていました。
足元ではタチカモメヅルが地味な花を開き、アギナシは結実していました。
関連ページ 湿生植物・サワギキョウ
関連ページ 湿生植物・サワヒヨドリ

耕起された管理休耕田
Fig.20 耕起された湛水休耕田 (京都府中丹地方 2015.9/28)
この日は中丹地方の河川に沿って点在する氾濫原水田を見て廻りました。
耕起されている管理休耕田ではいろいろな水田雑草が生育して賑やかです。
ここではヒメミズワラビとアブノメが特に目立っていました。
関連ページ 湿生植物・ヒメミズワラビ
関連ページ 湿生植物・アブノメ

シソクサ
Fig.21 シソクサ (京都府中丹地方 2015.9/28)
休耕田も1枚1枚個性というものがあって、種組成が異なっています。
この休耕田ではFig.20とは違って、ヒメミズワラビとシソクサが大群生していました。
関連ページ 湿生植物・シソクサ

刈り取り後の水田
Fig.22 刈り取り後の水田 (京都府中丹地方 2015.9/28)
刈り取り後の見通しの良くなった水田は水田雑草のつかの間の観察適地となります。
画像ではスズメハコベ、サワトウガラシ、キクモ、イヌミゾハコベが見えますが、他にアブノメ、マルバノサワトウガラシも点々と生育していました。
関連ページ 湿生植物・スズメハコベ
関連ページ 湿生植物・サワトウガラシ
関連ページ 湿生植物・イヌミゾハコベ

ウシクサ
Fig.23 ウシクサ (京都府中丹地方 2015.9/28)
氾濫原から谷へと続く境界に溜池があり、その土堤上にウシクサが群生していました。
探すとなかなか見つからないけど、ふとした機会に出会うような草です。
関連ページ 湿生植物・ウシクサ

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category: 湿地・溜池

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