FC2ブログ
06«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»08

Satoyama, Plants & Nature

8月下旬の溜池・湿地など 

 前回に続いて、8月下旬のメモを大急ぎで。この時期は時節柄、湿生・水生植物がほとんどとなりました。
*画像クリックで、別ウィンドで表示されます。
FC2ブログの仕様が変わったのか、リンク先で大きな画像が表示されなくなってしまいました。
大きな画像(1024×768)を見る時は、リンク先の画像を別のウインドかタブで表示してください。


カガシラ
Fig.1 カガシラ (兵庫県播磨地方 2015.8/23)
観察会の帰途、昨年堤体改修が行われた溜池の稀少種の様子を見に行ってきました。
流れ込み部分に群生しているカガシラは足の踏み場もないくらいに群生しており、健在でした。
関連ページ 湿生植物・カガシラ

ヒナノカンザシ
Fig.2 ヒナノカンザシ (兵庫県播磨地方 2015.8/23)
同じ池に生育していたヒナノカンザシも若干個体数は減ったものの健在でした。
関連ページ 湿生植物・ヒナノカンザシ

ミズスギ
Fig.3 ミズスギ (兵庫県播磨地方 2015.8/23)
トウカイコモウセンゴケとミズスギが群生していた墓地の土手に行ってみましたが、護岸されて消滅していました。どこかに残っていないかと周辺を探すと、墓地の上部の法面の草地で両種ともに少数ながら見つかりました。
関連ページ 湿生植物・ミズスギ

マネキシンジュガヤ
Fig.4 マネキシンジュガヤ (兵庫県播磨地方 2015.8/23)
法面の上はイノシシの撹乱の多い裸地があり、一部は湿地となってイヌノハナヒゲ、イトイヌノハナヒゲ、ヒメカリマタガヤなどとともにマネキシンジュガヤが多数生育していました。
関連ページ 湿生植物・マネキシンジュガヤ

水田雑草群
Fig.5 稀少な水田雑草群 (兵庫県摂津地方 2015.8/27)
この日は丹波地方に気になっている草本類を見に出掛けました。
その行きがけに覗いた水田では、スブタ、ヤナギスブタ、ミズオオバコ、イトトリゲモが見られました。ここは湧水でも流入しているのか、まだ開花しているものは見られませんでした。
関連ページ 沈水植物・スブタ
関連ページ 沈水植物・ヤナギスブタ
関連ページ 沈水植物・ミズオオバコ
関連ページ 沈水植物・イトトリゲモ

コンダアブラガヤ
Fig.6 コンダアブラガヤ(仮称) (兵庫県丹波地方 2015.8/27)
コマツカサススキとアイバソウの混生地に見られる推定種間雑種です。
画像の下方には片親であるコマツカサススキが見られます。
関連ページ 湿生植物・コマツカサススキ
関連ページ 湿生植物・アイバソウ

花粉の比較
Fig.7 コンダアブラガヤとアイバソウの花粉 (兵庫県丹波地方 2015.8/27)
左がコンダアブラガヤ、右がアイバソウの花粉です。
コンダアブラガヤの花粉は中身が空だったり、凹んだりしており、葯をカバーグラス上から強く押しても葯壁に引っ付いていて、ほとんど外側に出てきません。花粉はほとんど不稔だと考えられます。

ヒツジグサとイヌタヌキモ
Fig.8 ヒツジグサとイヌタヌキモ (兵庫県丹波地方 2015.8/27)
昨年に続いて、今年も水草類の開花期に降雨日が多く、水草の花は不作です。
この池のものはイヌタヌキモですが、近隣の池に生育する葉上にクローンをつくるタヌキモsp.は開花が見られませんでした。
関連ページ 浮葉植物・ヒツジグサ
関連ページ 浮遊植物・イヌタヌキモ

キガンピ
Fig.9 キガンピ (兵庫県丹波地方 2015.8/27)
溜池の縁で満開を迎えていました。ガンピやコガンピよりも湿った場所に生育する湿生の小低木です。
関連ページ 湿生植物・キガンピ

サギソウ群落
Fig.10 サギソウ群落 (兵庫県丹波地方 2015.8/27)
今年は各所でサギソウの花が多く、当たり年のようです。
関連ページ 湿生植物・サギソウ

ママコナ
Fig.11 ママコナ (兵庫県丹波地方 2015.8/27)
林縁ではあちこちでママコナの紅色の花が目立ちます。
半寄生植物とされており、周辺のネザサにでも寄生しているのでしょう。
関連ページ 関西の花・ママコナ

トリゲモ
Fig.12 トリゲモ (京都府中丹地方 2015.8/28)
3年がかりでようやくトリゲモと判りました。mst-kyさんも別の溜池で見つけておられ、京都には2ヶ所の自生地があることになります。
お隣の京都に2ヶ所もあるのなら、兵庫県にあってもおかしくはありません。
丹波地方から播磨東部にかけての溜池のトリゲモ類を、改めて精査してみたいと思います。

トリゲモの雄花
Fig.13 トリゲモの雄花 (京都府中丹地方 2015.8/28)
雄花は苞鞘に包まれ、葯は1室です。近縁のオオトリゲモは葯が4室となります。

休耕田の湿生草本
Fig.14 休耕田の草本 (京都府中丹地方 2015.8/28)
現在観察継続中の氾濫原の水田地帯にも立ち寄ってみました。
休耕田はオニガヤツリ、タコノアシ、ミソハギなどで賑やかでした。
関連ページ 湿生植物・オニガヤツリ
関連ページ 湿生植物・タコノアシ
関連ページ 湿生植物・ミソハギ

スズメハコベ群落
Fig.15 スズメハコベ群落 (京都府中丹地方 2015.8/28)
最近の降雨によって湛水状態となった水田から一斉にスズメハコベが発芽生育し、絨毯状の群落をつくっていました。この休耕田は春にノニガナやコタネツケバナが見られた場所で、現在は他にアブノメ、ヒメミソハギが見られます。
関連ページ 湿生植物・スズメハコベ・スズメノハコベ

ハッカ
Fig.16 ハッカ (京都府中丹地方 2015.8/28)
休耕田や用水路脇に点在していました。
兵庫県の丹波地方に見られる、茎が細く紫色を帯びるものと同タイプのハッカです。
兵庫県南部ではあまり毛深くなく、茎が太く緑色のハッカが見られます。
関連ページ 湿生植物・ハッカ

ヒシモドキ
Fig.17 ヒシモドキ、ヒシ、オニバス (兵庫県播磨地方 2015.8/30)
ヒシモドキ自生地に花後の果実の様子を見に出掛けました。
今回はウェーダーを履いて、水中からじっくりと観察しました。
この池では画像の3種の浮葉植物が見られますが、ヒシがもっとも水深の深い場所に生育し、続いてオニバス、ヒシモドキの順に生育していました。
オニバスは池底に軟泥の多い場所に見られます。ヒシモドキは開花期終わりに近づいていました。
関連ページ 浮葉植物・ヒシ
関連ページ 浮葉植物・オニバス

ヒシモドキの果実
Fig.18 ヒシモドキの果実 (兵庫県播磨地方 2015.8/30)
開放花と閉鎖花の果実です。開放花の果実には翼が発達しているのがわかります。
開放花の果実はまだ未発達で、熟すにつれて刺状突起が閉鎖花の果実同様に伸びていきます。

オオトリゲモ
Fig.19 オオトリゲモ (兵庫県播磨地方 2015.8/30)
ヒシモドキやオニバスが生育する周囲にはオオトリゲモの群落がよく発達しています。
オオトリゲモに混じってフラスコモsp.とシャジクモも見られました。
関連ページ 沈水植物・オオトリゲモ

オニバス閉鎖花
Fig.20 オニバスの閉鎖花 (兵庫県播磨地方 2015.8/30)
オニバスとヒシモドキの花の競演を期待しましたが、残念ながらオニバスは閉鎖花のみが見られました。

クロイトトンボ
Fig.21 クロイトトンボ (兵庫県播磨地方 2015.8/30)
浮葉植物の上では無数のクロイトトンボが飛翔していました。

ヒメミズカマキリ
Fig.22 ヒメミズカマキリ (兵庫県播磨地方 2015.8/30)
水中にはヒメミズカマキリも見られ、かなり自然度が高いことが判ります。

ゴマクサ群落
Fig.23 ゴマクサ (兵庫県播磨地方 2015.8/30)
ゴマクサの群生地に移動しました。非常に個体数が多く密生しているのですが、1日に開花するのは1~2花なのであまり群生しているようには見えません。
関連ページ 湿生植物・ゴマクサ

ゴマクサの花
Fig.24 ゴマクサの花 (兵庫県播磨地方 2015.8/30)
なかなか花冠裂片が平開しているものには出会えません。

ミズトンボ
Fig.25 ミズトンボ (兵庫県播磨地方 2015.8/30)
ここは昨年までは1000個体を越えるような密生した群生地でしたが、除草剤が撒かれて、開花個体は数十本ほどでした。ミズトンボは殖えにくい生活史を持っているため、残念でなりません。
関連ページ 湿生植物・ミズトンボ

イトテンツキ
Fig.26 イトテンツキ (兵庫県播磨地方 2015.8/30)
ハゲ山の道端に生育しているイトテンツキの様子を見に行ってきました。
個体数も多く健在です。アイナエとともに箱庭的な小さな光景を作り出していました。
関連ページ 湿生植物・イトテンツキ

マツムシソウ
Fig.27 マツムシソウ (兵庫県阪神地方 2015.8/31)
観察会でのマツムシソウの様子です。今年は開花株が少ししかありませんでした。

マツムシソウの花
Fig.28 マツムシソの花 (兵庫県阪神地方 2015.8/31)
年によって開花個体の増減があっても、よく保護管理されているこの場所であれば心配ありません。

関連記事
スポンサーサイト



category: 湿地・溜池

cm 0   tb 0   page top

コメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://satoyamaplants.blog.fc2.com/tb.php/79-99373eca
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ