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Satoyama, Plants & Nature

5月のフィールドで 後半 

5月のメモの後半です。それにしても今年は開花期の読みを外しっぱなし。1週間どころか2週間~20日くらいは開花期が早くなっているものもあります。
*画像クリックで、別ウィンドで表示されます。
FC2ブログの仕様が変わったのか、リンク先で大きな画像が表示されなくなってしまいました。
大きな画像(1024×768)を見る時は、リンク先の画像を別のウインドかタブで表示してください。


ヘラシダ
Fig.1 ヘラシダ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
前夜発で車中で2時間ほど仮眠をとった後、夜明けとともに谷を歩きました。
最初に岩上に群生するヘラシダが出迎えてくれました。
関連ページ 関西の花・ヘラシダ

渓流畔のヒメレンゲ
Fig.2 ヒメレンゲ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
ヒメレンゲは渓流がよく似合います。暗かったので露出を上げると背景がイイ感じに。

ヒロハヤブソテツ
Fig.3 ヒロハヤブソテツ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
足元にはヒロハヤブソテツの若い株も現れました。若い株でも羽片は大きなものです。

コケイランの花
Fig.4 コケイラン (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
温帯林の林床ではコケイランが満開でした。開花期には根生葉のないものが多いです。

コケイランのポリネーター
Fig.5 ハナグモに捕らえられた訪花昆虫 (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
花から花へと飛んでいたアブが止まったので撮影したところ、アブの動きが止まってしまいました。
よく見るとアブは花で待ち構えていたハナグモに捕まっていました。アブの前胸背には花粉塊が一杯付いています。帰って調べるとアブはホソツヤヒラタアブで、図らずもポリネータを知ることになりました。

渓畔岩上の新緑
Fig.6 渓畔岩上の新緑 (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
山は新緑の美しい時期。渓流畔の岩上もクジャクシダ、イワタバコ、ヤマブキショウマ、ツタウルシ、ヤマアジサイなどの新緑が鮮やかでした。前年葉を垂らしているスゲはショウジョウスゲで、低地から亜高山までの様々な環境に適応しているスゲです。

イワハタザオ
Fig.7 イワハタザオ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
この谷筋の岩上ではあちこちでイワハタザオが生育していました。
暗いうえに渓流からの風があるため、なかなかよい画像が撮れません。

フジハムシ
Fig.8 フジハムシ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
渓流畔のフジの葉上にフジハムシが眼につきました。風に煽られて葉が裏返った瞬間に卵らしきものが見えました。次の風を待って、雌親と卵塊を撮影することができました。

イブキシモツケ
Fig.9 イブキシモツケ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
クルマで移動の途中の林道脇で開花したばかりのイブキシモツケが崖に点在していました。
イブキシモツケは西宮市内でも沢山見られますが、どうしても樹木は後回しになってしまいます。

ヘビノネゴザとハクサンハタザオ
Fig.10 ヘビゴネゴザとハクサンハタザオ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
両種ともに重金属に耐性があり、重金属を蓄積することがよく知られている種。
イブキシモツケが生えていた崖と連続した緑色岩の露頭に群生していました。
両種ともに見られる場所には、重金属が高い率で含まれる岩脈か鉱脈があるのでしょう。
近くの転石を調べてみましたが、転石自体が少なく、それらしいものは見られませんでした。
関連ページ 関西の花・ヘビノネゴザ
関連ページ 関西の花・ハクサンハタザオ

ゴマキ
Fig.11 ゴマキ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
林道脇では所々でゴマキが開花し始めていました。その名の通りゴマの香りがします。
周辺はシカの食害が多く荒れた感じなのですが、この木は忌避植物なのか食み痕が見られません。

サクラスミレ
Fig.12 サクラスミレ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
高原地帯に移動してスミレ類を見に行きました。
今回見たかったのはサクラスミレとアケボノスミレでした。
サクラスミレはちょうど開花全盛。あちこちで開花個体が見られました。

アケボノスミレ
Fig.13 アケボノスミレ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
こちらのほうは残念ながらかなり早い時期に開花期は終わったようで、花後に開いた葉が沢山見られました。わずかに野焼きとの境界付近でひねたような傷んだ花を開花しているものが2個体見られたのみでした。

ヒゴスミレ
Fig.14 ヒゴスミレ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
この高原ではヒゴスミレは少ないようで、この日確認できたのはこの1個体のみでした。
エイザンスミレは葉が基本3裂しますが、ヒゴスミレは5裂します。
この日は他にホコバスミレとホソバシロスミレも確認しましたが、強風が始終吹き付ける場所に生育しており、よい画像が撮れませんでした。

フモトシハイスミレ
Fig.15 フモトシハイスミレ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
フモトスミレとシハイスミレの雑種で両種の中間的な形質が見られるもので、すみれ愛好会のYさんによるとフモトスミレを雌蕊親とする雑種だろうとのことでした。
花はシハイスミレの色ですが、唇弁の紫条、側弁の毛、距の長さ、茎の赤さはフモトスミレの形質が出ています。
関連ページ 関西の花・フモトスミレ
関連ページ 関西の花・シハイスミレ

レンゲツツジ
Fig.16 レンゲツツジ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
野生のものは草刈りが行われるススキ草原に点々と見られますが、大きな個体はほとんど見られません。遷移が進むことによって次第に姿を消しつつある種のようです。

エンマムシの仲間
Fig.17 エンマムシの仲間 (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
野焼き後のススキ草原で、ペアが枯れ草を掻き分けて何かを漁っているか探っている様子でした。
1cmを越える大型なものだったので、おそらくヤマトエンマムシだと思います。
引っ張り出してちゃんと撮影しておくべきだったと少し後悔。

サルマメ
Fig.18 サルマメ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
草刈りされるススキ草原中に群生しており、ちょうど開花前半で雄株が開花全盛となっていました。
これも競合種が多いと姿を消してしまう種で、兵庫県では自生地自体も少ないためRDBのBランクとされています。

ミヤマベニシダ
Fig.19 ミヤマベニシダ (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
温帯林の湿った林床で、オクマワラビを大型にしたような印象を受けるミヤマベニシダが新葉を開いていました。隣接する湿地に群生しているヤマドリゼンマイはまだフィドルヘッドが固く巻いていました。

ルイヨウボタン
Fig.20 ルイヨウボタン (兵庫県但馬地方 2015.5/14)
これもやや湿った林床に見られましたが、開花終盤で花は散りかけていました。
暗いうえに風が強く、残念な画像を量産しました。

ナツノハナワラビ
Fig.21 ナツノハナワラビ (兵庫県播磨地方 2015.5/21)
これまで胞子葉を上げていない未成熟個体しか出会えたことがなかったのですが、ようやく胞子葉を上げた立派なものを見ることができました。
周囲をよく探してみましたが、見つかったのはこの1個体のみでした。
胞子葉が上がっていないと、ヤブニンジンのような細裂した葉を持ったセリ科植物と見間違えやすいものです。

サイハイラン
Fig.22 サイハイラン (兵庫県播磨地方 2015.5/21)
社寺林下で多くの個体が開花していました。ちょうど地元の方がお見えで、こんなに沢山開花したのは20年振りくらいだと仰っていました。
撮影中にコマルハナバチが飛んできましたが、花に近づくや「あっ、コレ違う。」という感じですぐに飛び去ったのが印象的でした。

ニワフジ
Fig.23 ニワフジ (兵庫県播磨地方 2015.5/21)
古い寺院に立ち寄ってみると、墓地の石垣でニワフジが開花していました。
ニワフジは社寺の石垣でよく見かけますが、これらは昔に植栽されたものでしょう。
本来は渓流の岩場などに生育するらしいのですが、そのようなものは未だ見たことがありません。

ホクリクタツナミソウ
Fig.24 ホクリクタツナミソウ (兵庫県播磨地方 2015.5/21)
播磨北東部の山麓の細流脇にミズタビラコとともに生育していました。
播磨北西部の渓流畔ではデワノタツナミソウが生育していて、両種の境界がどのあたりになるのか、混生することがあるのかなど、興味が尽きません。
関連ページ 関西の花・ホクリクタツナミソウ

サイコクヒメコウホネ
Fig.25 サイコクヒメコウホネ (兵庫県播磨地方 2015.5/21)
水生植物もそろそろシーズン突入のようです。
播磨地方では本種の開花も兵庫県東部よりかなり早いですね。
関連ページ 浮葉植物・サイコクヒメコウホネ

ヒツジグサ
Fig.26 ヒツジグサ (兵庫県播磨地方 2015.5/21)
サイコクヒメコウホネとほぼ同時に開花し始めます。
ヒツジグサは秋まで開花しますが、5月下旬~7月上旬が花数も多く葉も新鮮で、最も美しい時期です。
関連ページ 浮葉植物・ヒツジグサ

オオハリイ
Fig.27 オオハリイ (兵庫県播磨地方 2015.5/21)
先の2種が生育する池畔に見られたもので、すでに小穂基部から盛んに芽生していました。
この池では他にフトヒルムシロ、タヌキモsp.、フラスコモsp.、ミズユキノシタ、アシカキ、カンガレイ、タチスゲなどが見られました。
関連ページ 湿生植物・オオハリイ

セイタカハリイ
Fig.28 セイタカハリイ (兵庫県阪神地方 2015.5/22)
農道脇の斜面から湧水が滲出して小湿地となっていて、そこにセイタカハリイが群生しています。
他にゴウソやタチスゲ、イグサなどが混生していますが、半裸地的な場所でノビノビと育ったのか大株となっていて、その様子はイヌシカクイと見紛うほどです。
これまで見たところでは、セイタカハリイは抽水状態となってもクローンの芽生はないようです。
関連ページ 湿生植物・セイタカハリイ

ヒゲナガハナノミ
Fig.29 ヒゲナガハナノミ (兵庫県阪神地方 2015.5/22)
良好な湿地環境がある場所でこの時期に必ず現れる種で、ハナノミというよりはコメツキムシ?という印象を与える小型の甲虫です。この日も多くの個体を見かけ、交尾しているペアもいました。

アカシジミ
Fig.30 アカシジミ (兵庫県阪神地方 2015.5/22)
今年初めて見るアカシジミです。花と違って昆虫類の出現時期はほぼ例年通りのように思います。
昨年はアカシジミの初見日とタツナミソウの全盛期がほぼ重なっていましたが、今年はタツナミソウは開花終盤となっています。
近縁のウラナミアカシジミの場合、昨年はトウゴクシソバタツナミの開花期と重なっていました。

ハンカイソウ
Fig.31 ハンカイソウ (兵庫県阪神地方 2015.5/24)
林縁で開花していました。大型のキク科メタカラコウ属の草本ですが、メタカラコウやオタカラコウと違って低山に生育します。頭花の大きさは10cmにもおよび、遠くからでもよく目立ちます。

ヤブウツギ
Fig.32 ヤブウツギ (兵庫県阪神地方 2015.5/24)
この近辺ではウツギ、ヤブウツギ、タニウツギが満開でした。
どれも「ウツギ」がつきますが、ウツギはアジサイ科、ヤブウツギとタニウツギはユキノシタ科です。
これはヤブウツギで兵庫県内では六甲山周辺に多産しますが、他の地域では稀産種です。
関連ページ 関西の花・ヤブウツギ

ヤマタツナミソウ
Fig.33 ヤマタツナミソウ (兵庫県阪神地方 2015.5/24)
この周辺地域では林床に生えるタツナミソウ類としてオカタツナミソウ、トウゴクシソバタツナミ、イガタツナミが見られますが、それらのものよりも眼にする機会がぐっと少ない種です。
花筒の基部が直角に曲がらず、斜上するのが他種との顕著な差になります。
関連ページ 関西の花・ヤマタツナミソウ

キシダマムシグサ
Fig.34 キシダマムシグサ (兵庫県阪神地方 2015.5/24)
驚いたことに5月下旬にまだ開花中のキシダマムシグサが見られました。
周囲には画像に見えるヒメレンゲのほか、ムラサキケマン、フウロケマン、ニシノオオタネツケバナが未だに開花中です。どの種も県内の他の地域ではとっくに開花が終わっています。
ここは流紋岩の岩屑が累々と堆積している斜面の下端部で、岩屑の隙間からは冷たい風が流れてきます。岩屑間の空気が夜間に冷やされて岩屑の下部へ移動してそれが流れてくるのか、あるいは岩屑下部の深部にある地下水に触れた空気が流れ出ているのかもしれません。キシダマムシグサがまだ開花しているのは、この冷たい空気が原因となっているようです。
同じ条件の別の岩屑斜面ではタチツボスミレが新鮮な花を開花していました。
関連ページ 関西の花・キシダマムシグサ

ヒメレンゲ-クマワラビ群落
Fig.35 岩屑斜面に群生するヒメレンゲ (兵庫県阪神地方 2015.5/24)
ヒメレンゲは兵庫県内ではふつうな種ですが、このような大規模な群落を見たのは初めてでした。
しかも、分布の薄い県南部でこのような光景が見れるとは思ってもみませんでした。
冷気が流れ出す場所ではまだツボミの状態の個体も見られました。
群落中のシダはクマワラビ。他にジャニンジン、ニシノオオタネツケバナ、フウロケマン、ナツトウダイ、アキチョウジなどが生育しています。

エサキモンキカメムシ
Fig.36 エサキモンキツノカメムシ (兵庫県阪神地方 2015.5/24)
レモンイエローのハート印が人気のカメムシ。交尾中なので、いつものように逃げられるようなことはありませんでした。

エグリトラカミキリ
Fig.37 エグリトラカミキリ (兵庫県阪神地方 2015.5/24)
トゲヒゲトラカミキリとともに最もふつうに見られるトラカミキリで、両種はよく似ています。他にクロトラカミキリもよく似ていますが出現時期が異なります。
ホソトラカミキリはもっとスマート。ヒメクロトラカミキリは小型で印象が異なります。

ヤハズカミキリ
Fig.38 ヤハズカミキリ (兵庫県阪神地方 2015.5/24)
体色が淡紅色を帯び、触角が長く、前翅の先がヤハズ状になっているのが特徴。
前翅の複雑な色合いが魅力的です。

アカガネサルハムシ
Fig.39 アカガネサルハムシ (兵庫県丹波地方 2015.5/25)
ノブドウ、エビヅルなどのブドウ科の草本でよく見られるお馴染みの種で、宝石のような光沢を持つため普通種ながら人気があります。
いつもは警戒心が強く、カメラを向けると葉上から転げ落ちますが、この時は食餌に懸命でかなり接近して撮影できました。

樹上のシノブ
Fig.40 樹上のシノブ (兵庫県丹波地方 2015.5/25)
薄暗い社寺林にムヨウランの開花を期待して訪ねましたが、残念ながらまだツボミの状態。
境内にあるツクバネガシの大木を見上げると、樹幹に着生したシノブの新葉が木漏れ日を浴びて鮮やかに浮かび上がっていました。
関連ページ 関西の花・シノブ

トケンラン
Fig.41 トケンラン (兵庫県丹波地方 2015.5/25)
ネザサの生育がほとんど見られない管理された植林地の林床では、今年もトケンランが開花していました。やや薄暗いためか昆虫類は少なく、1時間ほど観察していましたが訪花する昆虫は見られませんでした。
ここでは3つの集団が距離を置いて生育していますが、どの集団も未だに結実しているのを見たことがありません。3つの集団があるということは、かつては結実し種子が飛散して分布を広げたと考えられますが、かつての送粉者が何らかの原因で訪花しなくなったか、トケンラン自体が受粉しにくい性質を持っていると考えられます。さらに2年程観察して結実が見られない場合は、集団間での人工授粉を試してみようと考えています。
関連ページ 関西の花・トケンラン

カキツバタ
Fig.42 カキツバタ (兵庫県丹波地方 2015.5/25)
溜池畔にガマやオオフトイとともに群生していますが、おそらく過去に植栽されたものだろうと考えています。丹波地方ではカキツバタが見られる場合、フトイやオオフトイとともに見られる例が多いのですが、いずれも茶花として利用されてきた事実があります。裏を返せば、カキツバタとともに溜池畔や農耕地周辺に見られるフトイ、オオフトイ、コウホネ類、ハンゲショウは茶花として植栽された可能性があるということです。
このような場所ではショウブもよく見られ、過去に湿生・水生植物が食物以外でどのように利用されてきたか、植物と人の生活の繋がりを示す文化史的な端緒が隠されているように思います。
関連ページ 湿生植物・カキツバタ

ノハナショウブ
Fig.43 ノハナショウブ (京都府中丹地方 2015.5/29)
ノハナショウブは兵庫県ではふつう6月に入ってから開花を見ますが、京都の氾濫原由来の田園ではもう開花していました。同所的に開花の終わったカキツバタも見られ、農家の方によると両種とも植栽したものではなく、昔からあるものとのことでした。ノハナショウブは周辺の休耕田内でも群生していました。
関連ページ 湿生植物・ノハナショウブ

ミズタカモジ
Fig.44 ミズタカモジ (京都府中丹地方 2015.5/29)
田植え前の草刈りで全て刈り取られているだろうと予想していましたが、難を逃れた花序が点々と残っていました。西宮市内の自生地では完全に刈り取られて、頴果の観察ができないでいましたが、ここで熟した小穂を得ることができました。画像から分かるように、小穂が熟しても他のカモジグサ類のように花穂が垂れ下がることはありません。
関連ページ 湿生植物・ミズタカモジ

マルタニシ
Fig.45 マルタニシ (京都府中丹地方 2015.5/29)
用水路内ではカワニナに混じって、多くのマルタニシが見られました。
圃場整備によりオオタニシよりも見かける機会が減ったタニシです。

アゼナルコ
Fig.46 アゼナルコ (京都府中丹地方 2015.5/29)
畦に一列に並んで、まさしくアゼナルコ!
ここでは他にヤワラスゲ、マスクサ、ジュズスゲ、アゼスゲ、アオスゲが見られた程度で、スゲ類は少し期待はずれでした。
関連ページ 湿生植物・アゼナルコ

ホソバノウナギツカミ
Fig.47 ホソバノウナギツカミ (京都府中丹地方 2015.5/29)
休耕田に生育するホソバノウナギツカミも早々に開花しています。
不時開花現象ではなく、近隣の他の場所でも開花していたので、これから晩秋までずっと開花しているのでしょう。図鑑では1年草とありますが、近畿地方では常緑越冬するので、それだけ他の1年草のイヌタデ属草本よりも開花が早いのでしょう。
関連ページ 湿生植物・ホソバノウナギツカミ

沈水状態
Fig.48 沈水状態のホソバノウナギツカミ (京都府中丹地方 2015.5/29)
赤色を帯びていますが、沈水葉というよりも初夏の小型の葉という感じです。

ヤマジノタツナミソウ白花品
Fig.49 ヤマジノタツナミソウ白花品 (京都府中丹地方 2015.5/29)
一昨年果実期に見つけたヤマジノタツナミソウが白花だったと知らせを受け、見に行ってきました。
多くの個体はすでに開花が終わっていましたが、残り花もちらほらあって、なんとか撮影することができました。画像の左側のシュートはツボミではなく、すでに閉鎖花をつけています。
それにしてもここは個体数が非常に多く、おそらく近畿地方では最も大きな集団でしょう。しかも、全て白花品でした。
関連ページ 関西の花・ヤマジノタツナミソウ

カミガモシダ
Fig.50 カミガモシダ (京都府中丹地方 2015.5/29)
ヤマジノタツナミソウの傍のスギの根元では、ホソバオキナゴケのマットの中でカミガモシダが新葉を展開していました。
関連ページ 関西の花・カミガモシダ

ヒメコウガイゼキショウ
Fig.51 ヒメコウガイゼキショウ (兵庫県丹波地方 2015.5/29)
竹田川の河川敷でみられたものです。京都の中丹地方の氾濫原由来の休耕田でも生育していました。
兵庫県側のこのあたりの記録はありませんが、おそらくこのあたり一帯に分布しているのでしょう。
同所的に開花の終わったカワヂシャ、オオカワヂシャ、ホナガカワヂシャが見られました。
関連ページ 湿生植物・ヒメコウガイゼキショウ

キマダラカミキリ
Fig.52 キマダラカミキリ (兵庫県丹波地方 2015.5/29)
帰りの雑木林の脇にあった街灯に飛来していたものです。
比較的見かける機会の多いカミキリムシですが、ビロード状の毛が光を反射する美しい種です。

ベッコウガガンボ
Fig.53 ベッコウガガンボ (兵庫県丹波地方 2015.5/29)
翅にシリアゲムシっぽい模様のある中型のガガンボで、脚が虎カラーでなかなか格好いいです。
車のラジオでは、ちょうど復帰したメッセンジャーがネバリ強く好投していました。

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