FC2ブログ
06«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»08

Satoyama, Plants & Nature

5月のフィールドで 前半 

最近は掲示板に画像を投稿することが多くなって、ブログの更新が滞っていますが、やはり自分用の備忘録のために記録しておくことも必要でしょう。掲示板ではワード検索ができますが、カテゴリに分けて整理することができず、ブログよりも使い勝手に劣ります。
とりあえず5月のメモを2回に分けてUPしようと思います。
*画像クリックで、別ウィンドで表示されます。
FC2ブログの仕様が変わったのか、リンク先で大きな画像が表示されなくなってしまいました。
大きな画像(1024×768)を見る時は、リンク先の画像を別のウインドかタブで表示してください。


5月初めの氷ノ山
Fig.1 初夏の氷ノ山 (兵庫県但馬地方 2015.5/1)
5月初めはまだまだ残雪が残っていて、これから1ヶ月ほど経つうちにすっかり消えていくのでしょう。
岩場が連なる場所には雪も積もらないので地肌が出ていて縞模様になっています。
この岩場周辺は面白い場所ですが、到達するまでが一苦労で、熊の糞もあちこちに落ちています。
今回は氷ノ山には登らず、麓近辺をウロウロするだけです。

キンキエンゴサクの群生
Fig.2 キンキエンゴサクの群生 (兵庫県但馬地方 2015.5/1)
久しぶりにキンキエンゴサクが一面に群生している場所に立ち寄ってみました。
沢の源頭部のような緩斜面の温帯林下に絨毯状に群生しています。
関連ページ 関西の花・ヤマエンゴサク(広義)

サンインスミレサイシン
Fig.3 サンインスミレサイシン (兵庫県但馬地方 2015.5/1)
昨年よりも早く開花していました。前回紹介した『近畿地方のスミレ類』ではスミレサイシンとサンインスミレサイシンの形態の差は連続的とのことです。
関連ページ 関西の花・サンインスミレサイシン

ウスバサイシン
Fig.4 ウスバサイシン (兵庫県但馬地方 2015.5/1)
サンインスミレサイシンと同じ斜面で混生しています。
花は開花中ですが、葉はまだ展開途上でした。

サンカヨウ
Fig.5 サンカヨウ (兵庫県但馬地方 2015.5/1)
少し標高の低い場所の谷筋ではサンカヨウが全盛でした。やはり今年は開花が早い。
関連ページ 関西の花・サンカヨウ

ヒトリシズカ
Fig.6 ヒトリシズカ (兵庫県但馬地方 2015.5/1)
谷筋の斜面で朝日を浴びて開花していました。
関連ページ 関西の花・ヒトリシズカ

ネコノメソウsp.
Fig.7 ネコノメソウsp. (兵庫県但馬地方 2015.5/1)
萼裂片が赤褐色で直立しており、一見ボタンネコノメソウかと思いましたが、よく見ると葯が黄色でした。ボタンネコノメソウとキンシベボタンネコノメソウの中間的な集団です。
関連ページ 関西の花・ボタンネコノメソウ
関連ページ 関西の花・キンシベボタンネコノメソウ

ツルデンダ
Fig.8 ツルデンダ (兵庫県但馬地方 2015.5/1)
渓流畔の空中湿度の高い岩上ではイワタバコやウワバミソウに混じってツルデンダが生育していました。中に1個体見られる若いヤブソテツの仲間はヒロハヤブソテツかもしれません。
関連ページ 関西の花・ツルデンダ

スギタニルリシジミ
Fig.9 スギタニルリシジミ (兵庫県但馬地方 2015.5/1)
谷の奥に日が差し始めると、スギタニルリシジミが舞い降りてきました。
このシジミチョウに会うのは何十年振りかです。

オチフジ
Fig.10 オチフジ (兵庫県播磨地方 2015.5/3)
もう遅いだろうと思いながら、枝谷をあちこちと探すと、まだ点々と咲き残っている場所がありました。これはその中でも最も新鮮な花が見られた集団。足場には苦労しました。
関連ページ 関西の花・オチフジ

ヤマトグサ
Fig.11 ヤマトグサ (兵庫県播磨地方 2015.5/3)
湿った林床斜面に生育していました。何度見ても面白い花です。

ノコギリシダ
Fig.12 ノコギリシダ (兵庫県播磨地方 2015.5/3)
空中湿度の高い岩上では、ノコギリシダが新葉を展開しはじめていました。

イワハリガネワラビ
Fig.13 イワハリガネワラビ (兵庫県播磨地方 2015.5/3)
これも空中湿度の高い渓流畔の岩上に点在していました。
ハリガネワラビよりも小型で葉軸や葉柄が太く、葉柄は緑色で葉身よりも短いものです。
それにしても、基部に残っている古い葉柄の数が半端ではないですね。
小さいけれども経年している株であることが分かりますね。

オウギバセントウソウ
Fig.14 オオギバセントウソウ (兵庫県播磨地方 2015.5/3)
この谷筋では沢山生育していて、セントウソウの裂片の数が少なく幅が広い品種です。
さすがにこの時期では開花終盤で、残り花は少ししかありませんでした。

用水路のバイカモ
Fig.15 バイカモ (兵庫県播磨地方 2015.5/3)
クルマで移動の途中に立ち寄った、湧水の豊富な田園地帯の水路内で群生していました。
関連ページ 沈水植物・バイカモ

水中で開花するバイカモ
Fig.16 水中で開花するバイカモ (兵庫県播磨地方 2015.5/3)
水中の様子です。水路は比較的流速がきついため、バイカモは水中で開花していました。
ここではエビモと混生していましたが、よく探せば他の水草も見られるだろうと思っています。

オオカメノキ
Fig.17 オオカメノキ (兵庫県播磨地方 2015.5/3)
高原地帯に移動しました。よく発達したミズナラ林はありますが林床はシカの食害で貧相な植生になっています。よく目に付いたのは開花したオオカメノキくらいでした。

キンシベボタンネコノメソウ
Fig.18 キンシベボタンネコノメソウ (兵庫県播磨地方 2015.5/3)
Fig.6とは24kmほど離れた播磨北部にある山塊の谷筋に生育しているもので、典型品と言えるものでした。オオカサゴケやハバビロスゲとともに生育しています。
関連ページ 関西の花・キンシベボタンネコノメソウ

イワイタチシダ
Fig.19 イワイタチシダ (兵庫県播磨地方 2015.5/3)
同じ谷筋の岩上にはイワイタチシダが点在しています。
ヤマイタチシダに較べてやや光沢がなく、小型で葉身は細身、葉柄の鱗片は図鑑などでは「開出する」と書かれていますが、どちらかというと下向きに斜開したのちに上向きに反る感じです。
関連ページ 関西の花・イワイタチシダ

ミヤマクマワラビ
Fig.20 ミヤマクマワラビ (兵庫県播磨地方 2015.5/3)
小雨が降る中、しっとりと濡れたミヤマクマワラビの新葉が際立って美しく感じられました。
やさしい感じの黄緑色の羽片と、漆黒の鱗片に覆われた中軸とのコントラスト、極端に長くも短くもない葉柄。とても均整のとれた美しいシダです。

チョウジソウ
Fig.21 チョウジソウ (兵庫県播磨地方 2015.5/6)
この日は超豪華なメンバーによるチョウジソウ観察会で、いろいろと勉強になりました。
2ヶ所の自生地を廻りましたが、うち溜池畔の300株ほどの群生地は、数年前の大雨による土砂で埋まってしまったようで、十数個体がなんとか生き残っていました。
画像はもう1ヶ所の溜池土堤に群生している集団のもので、見事な群落となっていました。

ツマグロハナカミキリ
Fig.22 チョウジソウを訪花したツマグロハナカミキリ (兵庫県播磨地方 2015.5/6)
観察の時間が充分にあったので、訪花昆虫を追いかけてみました。
蝶類はベニシジミ、ハチではクロマルハナバチが最も多く、続いてコマルハナバチ、ヒゲナガハナバチの仲間などでした。アブやハエなどの双翅目もいましたが、種類の分かるものは見られませんでした。ハナカミキリなどは例外的で、このツマグロハナカミキリを1個体見ただけでした。

クロカタビロオサムシ
Fig.23 クロカタビロオサムシ (兵庫県播磨地方 2015.5/6)
樹上で幼虫類を食べる樹上性のオサムシですが、毛虫・芋虫の発生量の多いこの時期には、地上を歩いているのをよく見かけます。兵庫県南部ではこの時期限定でよく見かけるオサムシで、他の時期は樹上生活していてあまり眼につかないのでしょう。

ナンゴクウラシマソウ
Fig.24 ナンゴクウラシマソウ (兵庫県播磨地方 2015.5/6)
兵庫県では自生地が限られるウラシマソウの仲間で、小葉がシャープで美しいものです。
ここでは比較的多くの個体が生育していました。
関連ページ 関西の花・ナンゴクウラシマソウ

タチクラマゴケ
Fig.25 タチクラマゴケ (兵庫県播磨地方 2015.5/6)
山中の車道脇の斜面に比較的広い範囲にわたって群生していました。
胞子嚢穂がまだできていないので、ヒメクラマゴケかタチクラマゴケかをめぐって賑やかな会話になりました。

ヒロハハナヤスリ?
Fig.26 ヒロハハナヤスリ? (兵庫県丹波地方 2015.5/8)
昨年は全く胞子葉を上げていなかった集団で、すぐ近くにヒロハハナヤスリの生育箇所があるので、ここも同一種だろうと思っていました。しかし、胞子葉の上がり方が栄養葉に対して様々で、コヒロハハナヤスリとの雑種である可能性もあります。
そろそろ胞子葉が成熟する頃なので、また様子を見に行く必要があります。
関連ページ 関西の花・ヒロハハナヤスリ

フウロケマン
Fig.27 フウロケマン (兵庫県丹波地方 2015.5/8)
フウロケマンといっても、蒴果には多少のくびれが見られ、ミヤマキケマンとの中間的なタイプといってよいものです。花序の花数が少ないこと、草体上部の葉は切れ込みが少なく裂片が大きいことにより、どちらかというとフウロケマンになります。丹波地方ではこのような中間型といえるものが多く、播磨地方にいくと典型品により近くなります。

カントウマムシグサ
Fig.28 カントウマムシグサ (兵庫県丹波地方 2015.5/8)
山間の日当たり良い道路脇の斜面に生育しているもので、草体は大きく、偽茎も固く丈夫で、縞模様もはっきりしています。薄暗い林下に生育するものとはまるで別種のような雰囲気がありますが、小葉に鋸歯のあるものが混じる、仏炎苞の白条が半透明とならない、口辺部が開出する、舷部が冑状にふくらまないなどの特徴からコウライテンナンショウではなく、どちらかというとカントウマムシグサの範疇に入るもののようです。
関連ページ 関西の花・カントウマムシグサ

黒穂病に罹災したツルミヤマカンスゲ
Fig.29 ツルミヤマカンスゲ (兵庫県播磨地方 2015.5/11)
以前に見つけたツルミヤマカンスゲが生育する社寺林に、果胞が熟していないか見に出掛けたました。
残念ながらツルミヤマカンスゲは黒穂病に冒されて、結実する気配がありませんでした。
側小穂の一部の果胞が黒くふくらんでいるのが分かるでしょうか?

ミヤマヨメナの群生
Fig.30 ミヤマヨメナ (兵庫県播磨地方 2015.5/11)
ツルミヤマカンスゲはアウトでしたが、周囲はミヤマヨメナが開花全盛となっていて慰められました。
花弁を淡い紫色を帯びていますが、画像でその色合いを再現するのはなかなか難しいものですね。

関連記事
スポンサーサイト



category: 5月の花

cm 0   tb 0   page top

コメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://satoyamaplants.blog.fc2.com/tb.php/71-78457f63
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ