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Satoyama, Plants & Nature

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5月の花 里山編 

前回に引き続いての5月の花、「里山編」です。この時期はカヤツリグサ科のスゲ類のシーズンですが、カテゴリを分けたいので、今回は外しました。スゲ類は次回の「水辺編」の次に予定しています。
画像:カザグルマ、イワニガナ、ナンテンハギ、キクムグラ、ネザサの花、イシモチソウ、
   ノグサ、トウカイコモウセンゴケ、イガタツナミ、トウゴクシソバタツナミ、
   シライトソウ、カナビキソウ、シロヘリツチカメムシ、コガクウツギ、
   ニンフハナカミキリ、ツヤケシハナカミキリ、コツクバネウツギ、セダカコガシラアブ、
   フタオビヒメハナカミキリ
*画像クリックで、別ウィンドで拡大表示されます。

カザグルマ
Fig.1 カザグルマ (神戸市 2013.5/13)
盗掘と自生地の遷移のために減少している種です。
この場所のものは毎年だいたい2花程度しか花をつけません。
付近に子株があるかもしれませんが、花がないとセンニンソウと区別がつきません。

イワニガナ
Fig.2 イワニガナ (兵庫県篠山市 2013.5/9)
里山の河原で一画を覆うような群落を形成していました。
関連ページ 関西の花・イワニガナ

ナンテンハギ
Fig.3 ナンテンハギ (兵庫県西宮市 2013.5/23)
春先は山菜としてお裾分けしてもらったナンテンハギの株が、沢山の花をつけていました。
山菜としてはやわらかい芽先だけを摘み取って利用します。
ナンテンハギはその後、下方の葉腋から新枝を出し枝数が増えるので、花序も多くなるようです。
関連ページ 関西の花・ナンテンハギ

キクムグラ
Fig.4 キクムグラ (兵庫県篠山市 2013.5/22)
この時期、用水路脇や畦ではヒメヨツバムグラ、ホソバノヨツバムグラ、キクムグラなどのヤエムグラ属の草本が小さな花を開花させます。
キクムグラは花の基部に1個の小さな苞葉がつくことによって区別されます。
関連ページ 湿生植物・キクムグラ

ネザサの花
Fig.5 ネザサの花 (兵庫県篠山市 2013.5/13)
里山の神社でネザサが花序を上げて開花していました。
開花すると、その個体は地下茎も含め枯れると言われています。
ネザサの花はそれほど珍しいものではなく、毎年どこかで見かけます。

ノグサ
Fig.6 ノグサ (兵庫県三田市 2013.5/23)
棚田の土手でノグサが開花していました。
ノグサはカヤツリグサ科ノグサ属の草本で、二次的自然度の高い棚田の土手や溜池土堤に生育します。
ここでも草刈りの行き届いた土手から溜池土堤にかけて沢山の個体が生育していました。
1年草と表記されることが多いですが、これまで見たところ多年草のように思います。
関連ページ 湿生植物・ノグサ

ノグサとトウカイコモウセンゴケ
Fig.7 ノグサとトウカイコモウセンゴケ (兵庫県三田市 2013.5/23)
ノグサはトウカイコモウセンゴケやミズスギとともに生育していることが多いです。
トウカイコモウセンゴケは花茎が上がっており、もうすぐ開花しそうです。
関連ページ 湿生植物・トウカイコモウセンゴケ

イシモチソウ
Fig.8 イシモチソウ (兵庫県三田市 2013.5/23)
兵庫県南部、中でも播磨地方ではノグサ、トウカイコモウセンゴケ、ミズスギがあるとイシモチソウもともに出現することも多いです。
三田市は北摂ですが、東のほうは播磨地方の要素が重なり、これらの草本がよく見られます。
イシモチソウの自生地に立ち寄ったのは夕刻で、花はほぼ閉じていましたが、葉の腺毛が夕日に輝いていました。
関連ページ 湿生植物・イシモチソウ

イガタツナミ
Fig.9 イガタツナミ (兵庫県三田市 2013.5/23)
兵庫県での分布は割と局所的で、自生地では棚田の畦の林縁部や溜池の湿地にまで現れます。
茎には長短のある開出毛が生え、トウゴクシソバタツナミも同様な毛をもつが、本種は茎の節間が長い。
関連ページ 関西の花・イガタツナミ

トウゴクシソバタツナミ
Fig.10 トウゴクシソバタツナミ (兵庫県篠山市 2013.5/24)
農道脇の林縁草地に点在していました。兵庫県南東部では林下・林縁に良く見られます。
関連ページ 関西の花・トウゴクシソバタツナミ

シライトソウ
Fig.11 シライトソウ (兵庫県篠山市 2013.5/24)
トウゴクシソバタツナミの隣に大きな株が開花していました。
関連ページ 関西の花・シライトソウ

カナビキソウ
Fig.12 カナビキソウとシロヘリツチカメムシ (兵庫県篠山市 2013.5/24)
カナビキソウは春から開花し、この時期には果実が見られるようになります。
シロヘリツチカメムシはカナビキソウを専食する狭食性昆虫で、カナビキソウの分布域にのみ見られます。
小さな赤い虫はシロヘリツチカメムシ幼生で、親子共々果実の汁を吸っていました。
関連ページ 関西の花・カナビキソウ

コガクウツギ
Fig.13 コガクウツギ  (兵庫県篠山市 2013.5/24)
里山の林縁部ではコガクウツギが花盛りになっていました。
ハナカミキリやコメツキムシなどの甲虫が沢山訪花していたので、しばらく観察してみました。
やはり装飾花が多い株ほど訪花昆虫の数は多く、装飾花を持つ花序が10本以下の個体では昆虫はほとんど見られませんでした。
装飾花を持つ花序が10本以上ある個体では2匹以上の昆虫類の訪花が見られました。

ニンフハナカミキリ
Fig.14 ニンフハナカミキリ  (兵庫県篠山市 2013.5/24)
今回、最も個体数の多かったハナカミキリです。
中学・高校時代に昆虫採集していた頃にはニンフホソハナカミキリと呼ばれていました。
花に止まって花粉を食べる個体は少なく、ほとんどの個体が木の周りを忙しく飛び回っていました。おそらく、♂の個体が♀を探していたのではないかと思います。
たまに葉上で翅を休めている♂のところに、別の♂が飛んできて遭遇すると、飛んできた個体が空中を飛んだまま触角で相手の触覚に触れて雌雄を確認し、♀でなければ別の場所に飛んでいくような場面が見られました。ハナカミキリの中でもかなり「飛ぶ」のが得意な種のようです。
時刻は午後3時頃で、この時間帯には♂は摂食せず、交尾の相手を探す時間なのかもしれません。

ツヤケシハナカミキリ
Fig.15 ツヤケシハナカミキリ  (兵庫県篠山市 2013.5/24)
ニンフハナカミキリの次に多く見られた訪花昆虫です。
こちらは飛び回るということがなく、体中花粉まみれになって熱心に花粉を漁っていました。
葉上には交尾しているペアも見られましたが、雌雄ともに花粉まみれでした。
訪花昆虫はこのほか小型のコメツキムシやハナノミが見られましたが、ハチやチョウは見られず、いずれも花粉目当ての甲虫類ばかりでした。
コガクウツギはこれらの昆虫によって確実に受粉できているでしょう。

コツクバネウツギ
Fig.16 コツクバネウツギ  (兵庫県篠山市 2013.5/24)
コガクウツギの隣にはコツクバネウツギが開花していました。
こちらでは甲虫類は見られず、ハチやアブ類が訪花していました。
おそらく花筒の底の蜜腺から豊富な蜜を分泌しているのでしょう。

セダカコガシラアブの仲間
Fig.17 セダカコガシラアブの仲間  (兵庫県篠山市 2013.5/24)
コツクバネウツギで最も多かった訪花昆虫は、セダカコガシラアブの仲間でした。
この仲間は腹側に尾部先端まで伸びた長い口吻を持っており、花筒の奥の蜜を吸い上げることができます。
盛り上がった背中は花弁を押し上げるのに有利だという説があります。
また交尾したペアも数多く見られました。
他にはコマルハナバチが花から花へ蜜を求めていました。

フタオビヒメハナカミキリ
Fig.18 フタオビヒメハナカミキリ  (兵庫県篠山市 2013.5/24)
コバノガマズミの花にフタオビヒメハナカミキリのペアが訪花していました。
体長は5mmほどで全く目立ちませんが、比較的普通なハナカミキリだと思います。
白い花がお好みで、この日はフタリシズカに訪花しているのも見かけました。
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