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Satoyama, Plants & Nature

5月の花 山林編 

5月の花、全てまとめようとするとまたダラダラと長くなってしまいそうなので、「山林」「里山」「水辺」という3つのテーマに分けて掲載することにしました。自分の担当フィールドは兵庫・京都をまたいだ丹波地方、三田市、神戸市北区の一部、そして西宮市と勝手に決め込んでいるところがあるので、それらの地域の画像が中心になります。
画像:トケンラン、エビネ、キンラン、コフタバラン、カヤラン、クモラン、ツクバネソウ、
   タチシオデ、フデリンドウ、コミヤマスミレ、ヒメアギスミレ、オオイワカガミ、
   タニウツギ、ヤブウツギ、カマツカ、ハクサンハタザオ、タニギキョウ、コメガヤ、
   ウラシマソウ、ホソバテンナンショウ、コウライテンナンショウ、オオマムシグサ、
   アオオニテンナンショウ、ムロウテンナンショウ、キランニシキゴロモ、
   ジュウニキランソウ、ラショウモンカズラ
*画像クリックで、別ウィンドで拡大表示されます。

トケンラン
Fig.1 トケンラン (兵庫県丹波地方 2013.5/22)
兵庫県では稀な地生ランです。冬の間から地表に広げた2枚の葉が目立っていました。
調べたところ葉がトケンランの特徴と一致するので、開花が楽しみでした。
詳しい方によると、この場所のものは古くから知られた集団だとのことでした。

トケンランの花
Fig.2 トケンランの花 (兵庫県丹波地方 2013.5/22)
細い萼片、紫斑のある細い側花弁がユニークです。
近くトケンランのページを新設予定です。

エビネ
Fig.3 エビネ (兵庫県篠山市 2013.5/13)
盗掘により減少しましたが、それでもまだよく見かける地生ランで、雑木林の斜面で群生しています。
エビネが群生するような雑木林は、様々な草本が時期をずらして次々に開花し、訪れる度に発見があって楽しいものです。

エビネの花
Fig.4 エビネの花 (兵庫県篠山市 2013.5/13)
群生地では花のバリエーションが見られます。
この個体は唇弁が淡紅色を帯びています。
関連ページ 関西の花・エビネ

キンラン
Fig5. キンラン (兵庫県加西市 2013.5/8)
道路沿いの植え込みに続く土手に点在していました。
ふつうは雑木林の林縁などで見るのに妙な感じでしたが、近くにタニギキョウのマット状の群生もあったりします。
移入か、近くの雑木林からホコリのような種子が飛んできて殖えたのか、微妙なところです。
関連ページ 関西の花・キンラン

コフタバラン
Fig.6 コフタバラン (神戸市 2013.5/23)
高さ5cm程度の小さなランがアカマツと落葉広葉樹の混じった林に生育しています。
兵庫県では北播と六甲山地に隔離分布し、稀に見られます。
関連ページ 関西の花・コフタバラン

カヤラン
Fig.7 カヤラン (兵庫県篠山市 2013.5/9)
よく見かけるのですが、これまでマトモに撮影したことがなかった種です。
そろそろページを作らなきゃ、と撮影しはじめたら、小さいながらも美しい花に魅了されました。
もっと草体が大きければかなり人気が出て、盗掘により絶滅寸前になっていたことでしょう。
画像のものは山際の果樹園のウメの木に着生していました。
関連ページ 関西の花・カヤラン

クモラン
Fig.8 クモラン (兵庫県丹波市 2013.5/9)
開花は少し先になりますが、着生ランついでにクモランも。
葉はなく、根に光合成を任せてしまった国内では異色のランです。
真ん中からぶら下がっているのは、前年形成された果実で、弾けて綿毛のような種子が出ているところです。
花が撮影できればページを作りますが、木登りしながらとても小さい花をきちんと撮影できるかどうか・・・

ツクバネソウ
Fig.9 ツクバネソウ (神戸市 2013.5/23)
木漏れ日を浴びて、精一杯開花しているというような風情。

タチシオデ
Fig.10 タチシオデ(雄花) (兵庫県篠山市 2013.5/22)
雌雄異株で、このタイプに一般に見られるように雄株が先に開花します。
植林地下に生育していましたが、大きな株がかなり多く見られました。
関連ページ 関西の花・タチシオデ

フデリンドウ
Fig.11 フデリンドウ (兵庫県篠山市 2013.5/9)
明るい雑木林でよく見かける小型のリンドウ。
在来種の中では、年間を通して最も早く現れる「鮮やかな青色」。

コミヤマスミレ
Fig.12 コミヤマスミレ
丹波地方では最も遅くに開花するスミレです。薄暗く、やや湿った場所を好むようです。
関連ページ 関西の花・コミヤマスミレ

ヒメアギスミレ
Fig.13 ヒメアギスミレ (神戸市 2013.5/23)
山麓部ではすでに花は見られませんが、六甲の山頂近くでは最盛期を迎えていました。
湧水で湿った土上に、マット状の見事な群落を形成していました。
関連ページ 湿生植物・ヒメアギスミレ

オオイワカガミ
Fig.14 オオイワカガミ (神戸市 2013.5/23)
西宮市内の自生地での開花を逃し、六甲まで出掛けるとかろうじて間に合いました。
丹波山地ではちょうど今頃が最盛期かもしれません。
関連ページ 関西の花・オオイワカガミ

タニウツギ
Fig.15 タニウツギ (兵庫県篠山市 2013.5/22)
渓流畔で満開でした。クマバチやカラスアゲハが忙しげに訪花していました。
関連ページ 関西の花・タニウツギ

ヤブウツギ
Fig.16 ヤブウツギ (西宮市 2013.5/23)
表日本要素に含まれ、兵庫県内では六甲山地に多産しますが、他の地域では稀な種です。
コマルハナバチが沢山訪花していました。
関連ページ 関西の花・ヤブウツギ

カマツカ
Fig.17 カマツカ (神戸市 2013.5/13)
雑木林の林縁でよく見かける樹木です。キバネホソコメツキが訪花していました。

ハクサンハタザオ
Fig.18 ハクサンハタザオ (神戸市 2013.5/23)
六甲に行くと、つい気になって様子を見に行ってしまう種です。
ヘビノネゴザとともに鉱山跡周辺に群生する種としてよく知られています。
関連ページ 関西の花・ハクサンハタザオ

タニギキョウ
Fig.19 タニギキョウ (兵庫県篠山市 2013.5/13)
神社の石垣の間にこじんまりと生育していました。
関連ページ 関西の花・タニギキョウ

コメガヤ
Fig.20 コメガヤ (兵庫県篠山市 2013.5/13)
林道脇の岩場から垂れ下がるように大きな株が開花していました。
太陽が照り付ける中、涼しげに感じた光景でした。
関連ページ 関西の花・コメガヤ

ウラシマソウ
Fig.21 ウラシマソウ (京都府綾部市 2013.5/2)
付属体をナゼ釣り糸のように長く伸ばす必要があったのだろうか。
これで虫が誘い込まれるのなら、正に釣り糸の機能を果たしていることになります。
関連ページ 関西の花・ウラシマソウ

ホソバテンナンショウ
Fig.22 ホソバテンナンショウ (神戸市 2013.5/23)
付属体は細く口部からわずかに出て、口部は開出して耳状となり、偽茎は長い。
関連ページ 関西の花・ホソバテンナンショウ

コウライテンナンショウ
Fig.23 コウライテンナンショウ (神戸市 2013.5/23)
葉が1枚しかなく、小葉も5枚。「ヒロハ?」と一瞬思うも、こんな所にあるはずがない。
よく見ると葉は鳥足状で小葉には明瞭な柄があり、仏縁苞の形状といいコウライテンナンショウでした。
関連ページ 関西の花・コウライテンナンショウ

アオオニテンナンショウ
Fig.24 アオオニテンナンショウ (神戸市 2013.5/23)
仏炎苞の舷部内面は平滑、小葉の幅が広い、付属体は棍棒状で太いといった特徴を持ちます。

ムロウテンナンショウとオオマムシグサ
Fig.25 ムロウテンナンショウ(左)とオオマムシグサ カントウマムシグサsp.(右) 
(兵庫県篠山市 2013.5/13)
都合よく並んでくれたのは良いのですが、ムロウテンナンショウの仏縁苞舷部が破損していて残念。
*2013.6/8追記:この場所のオオマムシグサとされていたものは、現在再検討がなされていて、カントウマムシグサに近いものではないかとのことです。
関連ページ 関西の花・ムロウテンナンショウ

キランニシキゴロモ
Fig.26 キランニシキゴロモ? (京都府綾部市 2013.5/2)
キランニシキゴロモはキランソウとニシキゴロモの種間雑種。
ジュウニヒトエとキランソウの種間雑種ジュウニキランソウに比べて毛が少ないので、そうではないかと考えていますが、両種の混生地にあったわけではないので、確証は得られないままです。
ついでに、以前掲載したものとは別の産地のジュウニキランソウを参考までに次にあげておきます。

ジュウニキランソウ
Fig.27 ジュウニキランソウ (兵庫県丹波市 2013.5/9)
こちらのほうが明らかに毛が多く、花の色もやや薄いように思います。

ラショウモンカズラ
Fig.28 ラショウモンカズラ (兵庫県篠山市 2013.5/13)
今年はこの自生地はラショウモンカズラの当たり年でした。
花序数・花数ともに多く、昨年とはまるで別の場所のようでした。
関連ページ 関西の花・ラショウモンカズラ

ラショウモンカズラの群生
Fig.29 ラショウモンカズラの群生
群生の規模は大きく、画像に収めきることはできませんでした。
この場所ではそろそろギンランが開花する頃です。
関連ページ 関西の花・ラショウモンカズラ

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