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Satoyama, Plants & Nature

春の花 後半 その3 

春の花 後半のその3、最終回です。
画像:バイカオウレン、イモリとヘラオモダカの萌芽、ベニカミキリ、シロヤブケマン、
   ノウルシ、トネハナヤスリ、ノニガナ、オドリコソウ、ムラサキサギゴケ、アゼスゲ、
   ヒロハイヌワラビとニホンカワトンボ、マキノスミレ、ウワミズザクラ、ヒトリシズカ、
   トキワイカリソウ、ニシキゴロモ、オオマムシグサ、ミヤマキケマン、クサソテツ、
   キンキカサスゲ、オオバタネツケバナ、ミヤマハコベ、チゴユリ、
   トリガタハンショウヅル、クサノオウ、ウド
*画像は全てクリックすると拡大表示されます。

バイカオウレン
Fig.1 バイカオウレン (兵庫県篠山市 4/11)
某有名な寺院の自生地で、開花期ギリギリの滑り込みセーフでした。
残り花が数花咲いていてくれました。

イモリとヘラオモダカの萌芽
Fig.2 イモリとヘラオモダカの萌芽 (兵庫県篠山市 4/11)
篠山市北部山間の小さな溜池の様子です。池にはフトヒルムシロもあり、5月終わりには花序を出すでしょう。
ヘラオモダカは丹波地方に普通に見られますが、フトヒルムシロは丹波北部では稀です。
関連ページ 湿生植物・ヘラオモダカ

ベニカミキリ
Fig.3 ベニカミキリ (兵庫県丹波市 4/15)
丹波市では西宮市よりも昆虫類が早く出現するようです。幼虫はタケ類を食します。

シロヤブケマン
Fig.4 シロヤブケマン (兵庫県丹波市 4/15)
シロヤブケマンはムラサキケマンの白花で花が小型の品種。
ムラサキケマンは向陽地でも日陰でも見かけますが、シロヤブケマンは日陰で生育していることが多いです。
丹波地方では比較的普通に見られるものです。
関連ページ 関西の花・ムラサキケマン(シロヤブケマン含む)

ノウルシ
Fig.5 ノウルシ (大阪府淀川河川敷 4/16)
淀川の河川敷ではノウルシがあちこちで満開でした。
この日は干上がった水路のアズマツメクサが目当てでしたが、水路は丁度この日に導水され、アズマツメクサは見ることができませんでした。そのかわりに、満開で群生するノウルシと新鮮なトネハナヤスリ、そしてぽかぽかとした春の陽気を満喫することができました。
関連ページ 湿生植物・ノウルシ

トネハナヤスリ
Fig.6 トネハナヤスリ (大阪府淀川河川敷 4/16)
淀川と利根川の氾濫原のアシ原のみに生育する固有種です。
野焼きが行われることで安定した集団を維持することができる種です。
4~6月に出現し、同属のヒロハハナヤスリとともにシダ版のスプリング・エフェメラルと言っていいでしょう。
関連ページ 湿生植物・トネハナヤスリ

ノニガナ
Fig.7 ノニガナ (大阪府淀川河川敷 4/16)
ニガナの仲間ではなかなか目にする機会の少ない種で、春先にのみ開花します。
葉が細長く基部が矢じり状に茎の両側に顕著に突き出し、花後に総苞下部がふくらむのが特徴です。
西宮市では古い記録がありますが、そこは現在では住宅が建て込んでいて見られません。
ここではナゼか、コンクリートと砂地の間ばかりに多数が生育しているのが謎でした。

オドリコソウ
Fig.8 オドリコソウ (大阪府淀川河川敷 4/16)
河川敷の河畔の土手で群生して開花していました。
オドリコソウは内陸部に多いという印象がありますが、そうばかりとは限らないようです。
関連ページ 関西の花・オドリコソウ

ムラサキサギゴケ
Fig.9 ムラサキサギゴケ (大阪府淀川河川敷 4/16)
河川敷ではあちこちにムラサキサギゴケやニョイスミレの絨毯がありました。
白花のサギゴケがないかと注意していましたが、歩いた範囲では見つかりませんでした。
関連ページ 湿生植物・ムラサキサギゴケ

アゼスゲ開花
Fig.10 開花中のアゼスゲ (兵庫県丹波市 4/23)
溜池畔を一面に覆うようにしてアゼスゲが群生し、開花中でした。
各地に普通に見られ、湿生植物群落の基本的な組成種となります。
地味ながら群生して開花すると、繊細な美しさがあることがわかります。
関連ページ 湿生植物・アゼスゲ

イロハイヌワラビとカワトンボ
Fig.11 ヒロハイヌワラビの新葉で静止するニホンカワトンボ (兵庫県丹波市 4/23)
4月半ばから様々なシダ類の美しい新葉が展開してきます。
シダの新葉の画像はかなり溜まっているので、近々集めたものをブログに上げたいと思っています。
この日は午後から雲が広がり、やや気温が下がったためか、ニホンカワトンボは葉上に静止していました。
関連ページ 関西の花 シダ・ヒロハイヌワラビ

マキノスミレ
Fig.12 マキノスミレ (兵庫県丹波市 4/23)
ヒノキの植林地の半日陰地で開花していました。
マキノスミレは独立種とする見解と、シハイスミレの変種とする立場があるようです。
亜種、変種、品種をどういった点で境界を定めているのか、いま一つ勉強不足でよく解りません。
DNA解析が主流となりつつありますが、解析する手法も様々なようです。

uwamizuzakura0501.jpg
Fig.13 ウワミズザクラ (兵庫県丹波市 4/23)
丹波市の溜池の流れ込み部分の林縁で開花が始まっていました。
西宮市では山地に生育し、丹波市の氷上低地よりも開花が1週間ほど遅れます。

ヒトリシズカ
Fig.14 ヒトリシズカ (兵庫県篠山市 4/25)
日当たり良い雑木林の斜面では、ヒトリシズカがそろそろ開花期の終わりを迎えつつありました。
そばではエビネが花茎を上げ、フデリンドウの蕾がふくらみかけていました。
関連ページ 関西の花・ヒトリシズカ

トキワイカリソウ
Fig.15 トキワイカリソウ (兵庫県篠山市 4/25)
ヒトリシズカと同じ雑木林で、トキワイカリソウは開花中盤を迎え、大きな個体は花序の一部で結実が始まっていました。トキワイカリソウは他の春の草本よりも長い期間にわたって時期を少しずらしながら開花しているように感じられます。丹波地方では紅色の花がほとんどで、白花品はごく稀です。
関連ページ 関西の花・トキワイカリソウ

ニシキゴロモ
Fig.16 ニシキゴロモ (兵庫県篠山市 4/25)
渓流畔の草地ではニシキゴロモの開花が始まっていました。
兵庫県では南部ではよく似たツクバキンモンソウが、内陸部から北部にかけてはニシキゴロモが生育しています。
シカの食害が激しい場所ですが、地表近くに葉を広げる本種は食害を免れ、開花できたようです。
周辺のミヤマカンスゲやニシノホンモンジスゲは芝刈りにでも遭ったような状態でした。
このような場所ではニシキゴロモやキランソウ、コナスビ、ネコノメソウ、ニシノヤマクワガタなど、地表に茎や葉を広げる小型の草本や、シカの忌避植物が残ります。

オオマムシグサ
Fig.17 オオマムシグサ カントウマムシグサsp. (兵庫県篠山市 4/26)
社寺林の林床に生育しており、雄株の開花が始まっていました。
暗紫色を帯びた舷部が長く伸び、舷部裏面には乳頭状突起はなく、小葉は9~17枚で、開花期が遅いのが特徴。
*2013.6/8追記:この場所のオオマムシグサは現在再検討中で、カントウマムシグサに近いものであろうとのことです。ここに生育しているものはまだはっきりと同定されていないものです。
ミヤマキケマン
Fig.18 ミヤマキケマン (兵庫県篠山市 4/26)
篠山市ではミヤマキケマンの開花は4月初めから見られましたが、半日陰~日陰では4月半ば以降が最盛期です。
日向の河畔に生育する個体は分枝が盛んで、巨大なものになっていました。
関連ページ 関西の花・ミヤマキケマン

キンキカサスゲとクサソテツ
Fig.19 クサソテツ(左)とキンキカサスゲ(右) (兵庫県篠山市 4/26)
山間の谷津を流れる小河川の脇に、ミゾホオズキ、カキドオシ、タチタネツケバナ、オオバタネツケバナなどとともに群生しています。クサソテツは前年の胞子葉は枯れたまま直立して残っています。
関連ページ 湿生植物・クサソテツ湿生植物・キンキカサスゲ

オオバタネツケバナ
Fig.20 オオバタネツケバナ (兵庫県篠山市 4/26)
ツルチョウチンゴケに覆われた渓流畔の岩上にオオバタネツケバナが開花していました。
清浄な渓流畔に生育するものは、クレソンよりも辛味が柔らかで生食できます。
関連ページ 湿生植物・オオバタネツケバナ

ミヤマハコベ
Fig.21 ミヤマハコベ (兵庫県篠山市 4/26)
湿った植林地の林床で群生開花していました。
関連ページ 関西の花・ミヤマハコベ

チゴユリ
Fig.22 チゴユリ (兵庫県篠山市 4/26)
小雨に濡れながらチゴユリの開花が始まっていました。
この花の開花は初夏の到来を感じさせます。
関連ページ 関西の花・チゴユリ

トリガタハンショウヅル
Fig.23 トリガタハンショウヅル (兵庫県西宮市 4/29)
林道脇の半日陰斜面でトリガタハンショウヅルが開花後期を迎えていました。
西宮市内では比較的少ない種で、日当たり良い林縁に稀に見かけます。

クサノオウ
Fig.23 クサノオウ (兵庫県西宮市 4/29)
クサノオウが畑地脇の草地斜面で開花終盤を迎えようとしていました。
クサノオウは春期だけでなく、晩夏から秋にかけても開花しています。
関連ページ 関西の花・クサノオウ

ウド
Fig.24 新葉を展開するウド (兵庫県西宮市 4/29)
初夏を迎える頃のウドは最も利用価値のある草体となります。
葉は硬い葉柄下方を除いてテンプラやおひたしに使え、茎はそのまま炭火で焼いて皮を剥いて食し、表皮を除いて水に晒して生食、あるいは含め煮に、厚く剥いた表皮はきんぴらにして利用できます。手間を惜しまなければいろいろと利用できます。
私は早春からこの時期にかけて、セリやシャクなどのセリ科や、ウド、タラノキ、コシアブラなどのウコギ科の山菜を食べないと、なんとなく一年間の身体の調子が重くなるように感じてしまいます。
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