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Satoyama, Plants & Nature

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冬に見るシダ2 ちょっと足を伸ばして 

前回(前回はコチラ)に引き続き、シダを見に行ってきました。
今回は西宮市から出て、播磨・丹波地方へ出掛けました。

アツギノヌカイタチシダマガイらしきシダが生えている林道崖地を見てきました。
オオベニシダ
Fig.1 オオベニシダ 林道の入り口に沢山生えています。
西宮市に多いトウゴクシダと似ていますが、トウゴクシダよりも葉質は薄く、
葉柄基部の隣片はトウゴクシダが黒褐色に対し、オオベニシダは褐色となる。

ヒメイタチシダ
Fig.2 ヒメイタチシダ 崖から下がるように生えています。
冬場ということもあって、葉が少しへたれてます。

アツギノヌカイタシダマガイ1
Fig.3 アツギノヌカイタチシダマガイらしきシダ
サイゴクベニシダとよく似ていますが、葉の色や少羽片の切れ込みの度合いが違います。
サイゴクベニシダとは違うものだろうという感じはしますが・・・
次回、ブログで西宮市のサイゴクベニシダと細部比較してみます。

アツギノヌカイタシダマガイ2
Fig.4 崖地にこんなふうに点々と生えています。

オオハナワラビ1
Fig.5 オオハナワラビ フユノハナワラビとのご指摘を受けました。
腐食質の多い明るい林床に生えています。

オオハナワラビ2
Fig.6 左側の赤みを帯びたものはアカハナワラビだろうとのご指摘を受けました。
葉身に「かすり状」の模様が入るのが特徴だとのことです。(コメント欄参照)

オオイタチシダ
Fig.7 オオイタチシダ 水のしたたる岩壁に生育していました。
葉面に強い光沢があって近似種と区別できます。葉柄基部隣片は黒褐色。

カタヒバ
Fig.8 カタヒバ オオイタチシダの隣に群生してますが、夏緑性で枯れたものが目立つ。

タカサゴシダ
Fig.9 タカサゴシダ 兵庫県では稀産種。最近発見された集団。

ハチジョウベニシダ
Fig.10 ハチジョウベニシダ これも県内では稀なシダ。
ベニシダの仲間の多くが3倍体無配生殖であるのに対し、ハチジョウベニシダは2倍体有性生殖。

hariganeWarabi1211.jpg
Fig.11 ハリガネワラビ 麓の土手には生えかかったハリガネワラビが。
夏緑性なのにこんな時期から新葉を出しても大丈夫なのだろうか?
淡褐色を帯びた「わたぼうし」はセンボンヤリのもの。
この後、より内陸の山深い方へと向かう。

フジシダとオオフジシダ
Fig.12 フジシダ、オオフジシダ チャートの露頭に混じりあって群生している。
葉身の細長いほうがフジシダ。中央から右手の葉幅の広いものがオオフジシダ。

シケチシダとホソバコケシノブ
Fig.13 ホソバコケシノブとシケチシダ 露頭の下部に生育していた。

シシランとヌリトラノオ
Fig.14 シシランとヌリトラノオ 丹波地方のチャートを基岩とする場所でよく見る組み合わせ。

イヌシダ
Fig.15 イヌシダ 寺院の石垣で。夏緑シダなのでちょっと元気がない。

ナンゴクナライシダ
Fig.16 ナンゴクナライシダ 周辺の山林内に多かった。これもどちらかというと夏緑性。

コバノイシカグマ
Fig.17 コバノイシカグマ これも夏緑シダで、かなりへたっています。

イワヘゴ
Fig.18 イワヘゴ イワヘゴは多かったが、オオクジャクシダは見つからなかった。

ハカタシダ
Fig.19 ハカタシダ

イワガネソウ
Fig.20 イワガネソウ あたりが暗く、ブレてしまう。

コウヤコケシノブ
Fig.21 コウヤコケシノブ 寺院の多湿な石垣に群生。

ウチワゴケ
Fig.22 ウチワゴケ これも石垣に着生。かわいいシダです。

コタニワタリ
Fig.23 コタニワタリ 渓流の古い護岸に着いています。

アオネカズラ
Fig.24 アオネカズラ イチョウの古木に着いていますが、高所で標本が採れません。
この日はサクラの古木の遥か高所にセッコクが着生しているのも見ました。

アオネカズラ2
Fig.25 アオネカズラのさく葉前の生体標本。
根茎が緑色を帯びることからこの名がついた。冬緑シダ。

ヒカゲノカズラ
Fig.26 ヒカゲノカズラ 帰途、オオミズゴケに覆われた棚田の斜面で。
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category: シダ

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コメント

アカハナワラビ

 ご無沙汰しています。相変わらずご活躍の様子、うれしく思います。
「オオハナワラビは赤く紅葉…」の写真、向かって左のものの葉に白い絣模様だ見えます。胞子葉も散って倒れています。これはアカハナワラビだと思うのですが。
光田 重幸 #UPCNk2uw URL [2013/01/16 21:53] edit

Re: アカハナワラビ

いつもご指導ありがとうございます。
アカハナワラビにはカスリ模様が出るという特徴があるということなんですね。
手持ちの図鑑にもない特徴をお教えいただきありがとうございます。
時に紅葉したフユノハナワラビを見ることがありますが、これは単純にアカフユノハナワラビとしてもよいものなのでしょうか?
葉の色以外で相違点があればご教唆いただけたら幸いです。
マツモムシ06 #7qQ58teA URL [2013/01/20 18:14] edit

アカハナワラビ

 なかなか難しい質問ですね。結論を先にいえば、紅葉したフユノハナワラビ=アカフユノハナワラビではありません。
 一般にいわれるのは、葉裏まで紅変していればアカハナワラビかアカフユノハナワラビ、葉裏が緑系のままならフユノハナワラビということで、ほぼそれでよいのですが、日当たりのよい寒い場所で紅葉したフユノハナワラビでは、葉裏も緑系でないものを見ています(うちのキャンパスです。アカハナはありません)。多少土壌条件が関係している可能性もあります。
 ではアカフユノハナワラビとフユノハナワラビはどうやって見わけるのか?これが難問で、この冬には結論を出したいと思っています。
 写真のものは、左は99%以上の確率でアカハナワラビだと思います。こちらは12月末には胞子葉がへたって倒れてしまうのが普通です。
 いまmst-kyさんが熱心にこのアカフユ、アカネ(オオハナ×アカハナ)を追っかけています。私も学ぶこと大です。
光田 重幸 #UPCNk2uw URL [2013/01/20 19:11] edit

Re: アカハナワラビ

光田様、早速のご返答ありがとうございます。
どのようなグループでもそうですが、やはりできるだけ沢山の例を見ていかないといけないようですね。
私もしばらくの間、ハナワラビの仲間を注意してみたいと思います。
マツモムシ06 #7qQ58teA URL [2013/01/20 22:51] edit

オハナワラビ

 一つ言い忘れました。
 アカフユノハナワラビにも紅変しないものがありえます。このペ-ジでオオハナワラビとされたものはフユノハナワラビだと思いますが、アカフユの可能性も残ります。少なくともオオハナワラビではありません。
光田 重幸 #UPCNk2uw URL [2013/01/22 08:02] edit

Re: オハナワラビ

毎回、ご指摘ありがとうございます。
ルーペで見ると、裂片の先が尖っていたのでオオハナワラビだろうと思っていました。
一度機会をつくって周辺のものを詳しく調べてみたいと思います。
マツモムシ06 #7qQ58teA URL [2013/01/23 15:52] edit

オオハナワラビ

 鋸歯が尖っていましたか。日陰に生えるフユノハナワラビでは、鋸歯が尖り気味になることがあります。また、アカフユノハナワラビなら、鋸歯は重鋸歯状になって尖ります。冬に紅変しないタイプのアカフユは、たしかに同定がやっかいです。
 オオハナワラビは葉面が平面的に広がり、ふつうは二回羽状、鋸歯は多少芒状になります。
光田 重幸 #UPCNk2uw URL [2013/01/24 05:57] edit

Re: オオハナワラビ

光田さま、コメントありがとうございます。
「オオハナワラビの葉が平面的に広がる」という記述、納得です!
以前、観察したとき、葉が平らで光沢が強いという印象を受けました。
日陰のフユノハナワラビは鋸歯が尖り気味になるということも覚えておきたいと思います。
貴重なヒントをありがとうございます。
マツモムシ06 #- URL [2013/01/24 08:01] edit

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