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Satoyama, Plants & Nature

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京都丹後から兵庫但馬の海岸にて 

 車中泊で京都~兵庫の日本海沿岸の海浜植物を観察して来ました。といっても1日目は大雨で、気になっていた由良川河口の氾濫原の調査は断念。翌日は海浜植物のみを巡る1日となりました。
*画像クリックで、別ウィンドで表示されます。
FC2ブログの仕様が変わったのか、リンク先で大きな画像が表示されなくなってしまいました。
大きな画像(1024×768)を見る時は、リンク先の画像を別のウインドかタブで表示してください。


タナバシロヨメナ
Fig.1 タマバシロヨメナ (京都府丹後地方 2016.10/27)
シロヨメナの変種で、本州の日本海側に分布し、特に海岸近くの山裾に多く見られます。
ここでは海岸の風衡草地でネザサやススキに埋もれるように開花していました。
その名の通り茎中部の葉の幅は広く、卵形となり鋸歯が目立ちます。
時にケシロヨメナと中間的なものも見られます。

ヒトモトススキ
Fig.2 ヒトモトススキ (京都府丹後地方 2016.10/27)
海岸に降りると湧水が溜まった窪地の周辺でヒトモトススキが生育していました。
京都では日本海側に自生地がわずかにあるようです。
関連ページ 湿生植物・ヒトモトススキ

ハマエノコロとメノマンネングサ
Fig.3 ハマエノコロとメノマンネングサ (京都府丹後地方 2016.10/27)
岩礁の割れ目ですでに結実しおえ枯れ始めたハマエノコロが生育していました。
両種とも日本海沿岸ではふつうに見られます。

オオバスギカズラ
Fig.4 オオバスギカズラ (京都府丹後地方 2016.10/27)
兵庫県の日本海側の海岸では従来キジカクシが分布するとされていましたが、ほぼ全てがオオバスギカズラです。この場所のものも葉状枝は3稜形でオオバスギカズラでした。
すでに果実なども見られず、岩礁の割れ目で風に当たらぬよう縮こまっていました。

サンインカンアオイ
Fig.5 サンインカンアオイ (京都府丹後地方 2016.10/27)
海崖沿いの林道脇の林縁斜面にサンインカンアオイが生育していました。
株元に花芽がみられましたが、まだ開花は少し先になりそうです。

アミタケ
Fig.6 アミタケ (京都府丹後地方 2016.10/27)
海岸のクロマツ林の林床で半月状の菌輪を作っていました。
周囲に見える小型のロゼットはカワラナデシコのもので、海岸近くでは葉が丸みを帯び、先が円頭となるようです。日本海側では海岸でもカワラナデシコが多く見られ、ハマナデシコは稀です。

海岸に広がる砂丘
Fig.7 海岸に広がる砂丘 (京都府丹後地方 2016.10/27)
京都の日本海側には砂丘が広がる海岸がいくつかあって、多様な海浜植物が見られます。
ここではハマゴウ、ケカモノハシ、カワラヨモギが優占する中、兵庫県ではあまり見られない海浜植物が豊富に生育しています。

ハマベノギク
Fig.8 ハマベノギク (京都府丹後地方 2016.10/27)
日本海側ではハマベノギクは砂浜でも岩上でも海岸沿いに広く生育しています。
時期的には少し遅かったようで、結実個体が多く見られました。

ハマベノギクの草体
Fig.9 ハマベノギクの草体 (京都府丹後地方 2016.10/27)
画像に写っているのは1個体で、中心に太く短い主茎があり、主茎下部から多数の側枝を出しています。側枝もよく分枝し、枝先に3.5cm内外の頭花を単生します。

ハマベノギクの花と果実
Fig.10 ハマベノギクの花と果実 (京都府丹後地方 2016.10/27)

ビロードテンツキ
Fig.11 ビロードテンツキ (京都府丹後地方 2016.10/27)
期待していたのですが、少し時期的に遅かったようで、小穂が脱落しかかっていました。
兵庫県では過去にあった自生地でもほとんど見られなくなっている稀少種です。

ウンラン
Fig.12 ウンラン (京都府丹後地方 2016.10/27)
本種も兵庫県ではほとんど見られなくなったもので、自生地は数ヶ所しかありません。
ここではカワラヨモギやハイネズ、ケカモノハシの間に沢山生育していました。

ウンランの花
Fig.13 ウンランの花 (京都府丹後地方 2016.10/27)
花は仮面状で、筒部の先は細長い距となっています。

ネコノシタ
Fig.14 ネコノシタ (京都府丹後地方 2016.10/27)
ここでは大量のランナーを出した大株が沢山生育しており、その規模に圧倒されました。

ネコノシタの花
Fig.15 ネコノシタの花 (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
これは同じ日に兵庫県側で撮影したものですが、個体数はあまり多くありません。

オニシバ
Fig.16 オニシバ (京都府丹後地方 2016.10/27)
オニシバは近畿から東海にかけて絶滅危惧種に指定している府県が多く、このことから海岸開発によって減少していることが解ります。
近縁のナガミオニシバは砂浜ではなく汽水域の干潟状の湿地に見られます。
関連ページ 関西の花/イネ科・オニシバ

アナマスミレ
Fig.17 アナマスミレ (京都府丹後地方 2016.10/27)
砂丘上にはアナマスミレが点在していて、不時開花している個体もポツポツと見られました。
スミレよりも葉に厚味と光沢があり、葉縁が多少とも閉じ気味になるのが特徴です。

海浜植物の生育状態の例
Fig.18 海浜植物の生育状態の例 (京都府丹後地方 2016.10/27)
ウンランを中心として、ネコノシタ、ケカモノハシ、ハマボウフウ、カワラヨモギが見えています。
カワラヨモギの根元には所々で立ち枯れたハマウツボも見られました。

淀洞門
Fig.19 淀洞門 (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
移動の途中に立ち寄ってみました。
但馬の海岸の名所で、山陰ジオパークとなったため、周辺はよく整備されています。

ツワブキ
Fig.20 ツワブキ (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
淀洞門周辺の斜面に沢山生育していました。
近くの植え込み周辺に、なぜか根生葉のみのオグルマが見られましたが、これは移入?

漁港のイワシ類の小群
Fig.21 漁港のイワシ類の小群 (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
小さな漁港が沢山点在しており、どこでもイワシ類の群れがみられました。

マルバグミ
Fig.22 マルバグミ (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
海岸近くでよく見かける木本で、枝にびっしりと花をつけていました。
葉は広卵形で大きく、徒長した枝がつる状に伸びるのが特徴です。

キンギンボク
Fig.23 キンギンボク (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
本種は日本海側に生育する落葉低木で、花期は春~初夏ですが、この個体は果実も見られず不時開花していました。ワカサハマギクやハマベノギクの咲く岩場の下にマルバグミとともに生育していました。

ハマニガナ
Fig.24 ハマニガナ (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
ハマニガナは兵庫県ではCランクとされていますが、日本海側ではまだあちこちで見られます。
地下茎が砂中を長く伸び、節から3~5裂する特徴的な葉を単~複生します。
関連ページ 関西の花・ハマニガナ

ウシノシッペイ
Fig.25 ウシノシッペイ (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
砂浜の後背湿地があっただろう場所が休耕されて草地状となっており、そこに群生していました。
隣接する水田ではホシクサ、ミズマツバ、アブノメが見られました。
関連ページ 湿生植物・ウシノシッペイ

ナギナタコウジュ
Fig.26 ナギナタコウジュ (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
但馬の海岸は急峻な場所が多いため、道路は所々で内陸に入っていきます。
内陸の田園地帯の土手で生育状態の良い個体が多数の花序を上げていました。
関連ページ 関西の花・ナギナタコウジュ

リュウノウギク
Fig.27 リュウノウギク (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
ナギナタコウジュの近くの林縁ではリュウノウギクが開花していました。
次のワカサハマギクとはごく近縁で、リュウノウギクが2倍体であるのに対してワカサハマギクは4倍体です。
関連ページ 関西の花・リュウノウギク

ワカサハマギク
Fig.28 ワカサハマギク (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
但馬の海岸近くの至るところで見られ、群生する場所では景色が明るくなったのかと錯覚を覚えます。
リュウノウギクよりも沢山の花をつけ、花も少し大きく、舌状花は多数が密に重なり合ってつきます。

ハマベノギクとワカサハマギク
Fig.29 ハマベノギクとワカサハマギク (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
兵庫県側では広い砂丘がなく、ハマベノギクも岩場で見られることが多いです。
ワカサハマギクが咲き始めるとハマベノギクの花期も終わりになります。
ここではオニヤブソテツ、ツルボ、ハマエノコロ、テリハノイバラ、ハマサオトメカズラとともに海岸の岩上に生育しています。

イソヤマテンツキ
Fig.30 イソヤマテンツキ (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
最後に立ち寄った風衡草地ですが、ここでデジタル一眼のメモリーカードが一杯に。カードの予備は用意しておらず、ここからはコンデジの画像になり、ピントが甘くなってしまいました。
イソヤマテンツキはここでは海崖の風衡草地の湧水がにじむ場所で、ヤマイやミソハギとともに生育しています。瀬戸内海側では汽水域の湿地で見られますが、日本海側ではこのような場所で生育しています。
関連ページ 湿生植物・イソヤマテンツキ

結実したコオニユリ
Fig.31 結実したコオニユリ (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
風衡草地は以前来た時よりも獣道が縦横についており、かなり荒れていました。
食べにくい崖に生育しているコオニユリは被害がなく、結実個体が見られました。
海岸部の草地もシカの被害が問題となっており、京都側でもユウスゲの食害が問題となっています。
関連ページ 関西の花・コオニユリ

結実したヒオウギ
Fig.32 結実したヒオウギ (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
ヒオウギの種子は黒色で強い光沢があり、「ぬばたま(射干玉・野干玉)」という古名があり枕詞ともなっています。ヌバタマハナカミキリという甲虫も居ます。
ヒオウギはシカの忌避植物で、シカの多い場所ではヒオウギだけが残ってお花畑となっていることもあります。
関連ページ 関西の花・ヒオウギ

高波で洗われる岩礁
Fig.33 高波で洗われる岩礁 (兵庫県但馬地方 2016.10/27)
この日は風も強く、打ち寄せる波も高く、時々波しぶきがかかることがありました。
打ち寄せる波を見ながら一服し、帰途につきました。

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