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Satoyama, Plants & Nature

秋の但馬の高原と湿地ほか 

 前日の昼に出発し夕方但馬に到着し、草原性植物の観察。車中泊して午前中は湿地と高原に、午後からはあまり情報のない谷にシダ目当てに入ってみました。谷でのシダ探査は後日に譲り、今回は草原と湿地の草本を少し取り上げたいと思います。
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ヤマジノギク
Fig.1 ヤマジノギク (兵庫県但馬地方 2016.10/19)
ヤマジノギクは崩壊地や砂礫地のようなバッドランドや、表土の少ない貧栄養地に生育します。
ここでは溶岩上の表土の少ない貧栄養地で生育していました。
周辺にはイトハナビテンツキなどの貧栄養地を好む草本がみられます。
ヤマジノギクの茎葉は倒披針形から線形で新鮮な葉は斜上して付きます。
関連ページ 関西の花・ヤマジノギク

ヤマジノギクの花
Fig.2 ヤマジノギクの花 (兵庫県但馬地方 2016.10/19)
この時期のノコンギク、ヨメナ、イナカギク、ケシロヨメナよりも花の径は大きく3~3.5cmとオオユウガギクと同様な大きさがあります。

キクアザミ
Fig.3 キクアザミ (兵庫県但馬地方 2016.10/19)
キクアザミはキク科トウヒレン属の草本。風衡地草原や適度に管理された草地に生育する草原性植物で、近年草地の管理放棄により減少傾向の著しい種で、兵庫県版RDBではBランクとなっています。
兵庫県では他にトウヒレン属の草本にホクチアザミ、ネコヤマヒゴタイ、オオダイトウヒレン、ヒメヒゴタイ、ミヤコアザミがありますが、いずれもなかなか見られなくなっています。

キクアザミの花
Fig.4 キクアザミの花 (兵庫県但馬地方 2016.10/19)
トウヒレン属の花はいずれの種もよく似ており、総苞片に多少の差はありますが、葉に特徴が出ることが多いようです。

キクアザミの根生葉
Fig.5 キクアザミの根生葉 (兵庫県但馬地方 2016.10/19)
長い葉柄があり、葉身は卵形、薄い革質で硬く、羽状に浅~中裂します。

オオシラヒゲソウ
Fig.6 オオシラヒゲソウ (兵庫県但馬地方 2016.10/20)
オオシラヒゲソウは本州の秋田県~兵庫県の日本海側の湿った岩場や湿地に生育しています。
兵庫県では数ヶ所から記録があり、ここでは中間湿地に生育しています。

オオシラヒゲソウの花
Fig.7 オオシラヒゲソウの花 (兵庫県但馬地方 2016.10/20)
本州の太平洋沿岸、四国、九州の温帯域の湿地に生育するシラヒゲソウが花径2~2.5cmあるのに対して、オオシラヒゲソウは3~3.5cmと大型です。
近縁のウメバチソウに比べて仮雄蕊の分枝数は3本と少数です。

オオシラヒゲソウの茎葉
Fig.8 オオシラヒゲソウの茎葉 (兵庫県但馬地方 2016.10/20)
近縁のウメバチソウと異なり、茎には2個以上の無柄の葉がつきます。

ビッチュウフウロ
Fig.9 ビッチュウフウロ (兵庫県但馬地方 2016.10/20)
ほとんどの個体がすでに果実を付けていましたが、わずかに1花が咲き残っていました。
国内では中国から近畿にかけてと、東海、中部の一部の湿地でわずかに見られます。

ビッチュウフウロの葉
Fig.9 ビッチュウフウロの葉 (兵庫県但馬地方 2016.10/20)
ゲンノショウコとアメリカフウロの中間的な形の葉を持っています。

ヤマラッキョウ
Fig.10 ヤマラッキョウ (兵庫県但馬地方 2016.10/20)
高所にある湿地のため、すでに開花全盛期になっていました。
湿地の植生は素晴らしいものでしたが、0.2mmほどの稚ダニに20匹強取り付かれ、ズボンから取り落とすのに手間がかかりました。この時期に付くのは4~5mmで大型のタカサゴキララマダニか、ごく微小の産まれて間もないフタトゲチマダニの稚ダニであることが多いのです。
関連ページ 湿生植物・ヤマラッキョウ

シロヘリカメムシ
Fig.11 シロヘリカメムシ (兵庫県但馬地方 2016.10/20)
ネザサやチシマザサの葉上で時々見かけるスマートなカメムシですが、ここでは移動中の林道上を這っていました。

ジンジソウ
Fig.12 ジンジソウ (兵庫県但馬地方 2016.10/20)
シダを探しに谷筋に入ると、入口の岩場でジンジソウが開花していました。
但馬の沢沿いではお馴染みの草本です。

タイミンガサ
Fig.13 タイミンガサ (兵庫県但馬地方 2016.10/20)
谷筋ではあちこちでタイミンガサの群生が見られ、果実形成期に入っていました。
関連ページ 関西の花・タイミンガサ

シモツケソウ
Fig.14 シモツケソウ (兵庫県但馬地方 2016.10/20)
比較的標高の低い谷ですが、5,60m級の滝の滝壺周辺で多湿冷涼であるためか、岩場の間にはシモツケソウが見られ、枯れた花茎が沢山立ち枯れていました。
周辺にはミヤマワラビも見られ、初夏や夏場に再訪すべき場所のようです。
他に種子形成したオオカニコウモリやキバナアキギリ、モミジガサ群落、サンインシロカネソウ、ツルネコノメソウなどが目立ちました。





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