04«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»06

Satoyama, Plants & Nature

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

cm --   tb --   page top

ヒメムカゴシダと自生地周辺 

 あいかわらずシカによる稀少種の食害が問題となっており、伊吹山ではシモツケソウの群落が壊滅状態といった話も聞きます。今回は来月の稀少種調査の下見を兼ね、シカの食害対策が懸案となっているヒメムカゴシダの様子と周辺のシダ類を観察してきました。
*画像クリックで、別ウィンドで表示されます。
FC2ブログの仕様が変わったのか、リンク先で大きな画像が表示されなくなってしまいました。
大きな画像(1024×768)を見る時は、リンク先の画像を別のウインドかタブで表示してください。


ヒメムカゴシダ
Fig.1 ヒメムカゴシダ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
全国的に自生地が極限されるため、各府県で絶滅危惧種として高いランク付けになっています。
大きなものは葉身が1mにもなりますが、ここでは60cm程度のものが最大で、多くの個体は30~40cmほどです。中軸と羽軸の交点にムカゴをつけるのが大きな特徴です。
関連ページ 関西の花/シダ・ヒメムカゴシダ

ヒメムカゴシダ自生状況
Fig.2 自生状況 (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
チャートの転石が堆積する崖錘斜面に群生していて、昨年調査した時とあまり生育状態に変化はありませんでした。シカの忌避植物とまではいかなくとも、不嗜好植物あたりではないかと思いましたが、3年前は壊滅的なまでの食害を受けていたとのことです。
シカが移動したのか、何等かの原因で減少したのか不明ですが、個体数が減っていないのは幸いです。
1mに及ぶ大型個体がないのは、3年前の食害の影響を受けているからでしょう。
画像中に見える白いビニール紐は防獣ネット敷設予定ラインです。

オオフジシダ?
Fig.3 オオフジシダ? (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
ヒメムカゴシダ群生箇所から5mほど上の倒木の間に60cm以上に生長したオオフジシダらしきものが見られました。付近のオオフジシダらしきものも同様ですが、葉身の先が2つに分かれたものが多く見られます。タンバオオフジシダ(仮称:オオフジシダ×ヒメムカゴシダ)である可能性もあり、一度胞子を調べてみる必要があります。
関連ページ 関西の花/シダ・オオフジシダ

フジシダ
Fig.4 フジシダ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
ヒメムカゴシダ群生箇所の上部で混生しており、付近にはヒメムカゴシダとの自然雑種ではないかと思われる小型の個体があります。
関連ページ 関西の花/シダ・フジシダ

フジシダのムカゴ
Fig.5 フジシダのムカゴ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
フジシダもオオフジシダも葉先にムカゴを付けます。

フジシダ×ヒメムカゴシダ?
Fig.6 フジシダ×ヒメムカゴシダ? (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
混生箇所の雑種らしきものは全て葉先にムカゴをつけ、中軸にムカゴを作っているものはありません。見かけ上はアイフジシダ(フジシダ×オオフジシダ)との区別が困難です。

ウスヒメワラビの矮小個体
Fig.7 ウスヒメワラビの矮小個体 (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
ヒメムカゴシダとともにウスヒメワラビが生育していますが、いずれもシカの食害に遭い、転石や倒木の間で矮小化したものしか見られません。トガリバイヌワラビ、シケチシダも同様な状況で、シカが全く居なくなったというわけでもなさそうです。
関連ページ 関西の花/シダ・ウスヒメワラビ

シシラン
Fig.8 シシラン (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
崖錘斜面の上部にはチャートの岩場が連なって、尾根まで突き上げています。
そのような岩場の下部の空中湿度の高い場所ではオオフジシダとともにシシランが群生しています。
関連ページ 関西の花/シダ・シシラン

コバノイシカグマとホソベリミズゴケ
Fig.9 コバノイシカグマとホソベリミズゴケ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
コバノイシカグマはシカの忌避植物であるため、あちこちで群生しています。
ホソベリミズゴケは湿地ではなく、岩場の湧水で濡れた場所にマットを作ります。
兵庫県版RDBではBランクですが、丹波地方ではよく見かけます。
関連ページ 関西の花/シダ・コバノイシカグマ
関連ページ 湿生植物/蘚苔類・ホソベリミズゴケ

ヒノキゴケ
Fig.10 ヒノキゴケ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
湧水が滲みだす多湿の林床では、こんもりとしたヒノキゴケのマットが点在し、ちょうど蒴を上げていました。

シノブカグマ
Fig.11 シノブカグマ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
地上ではほとんど見られず、岩場に着いているものは小型な個体がほとんどでした。
関連ページ 関西の花/シダ・シノブカグマ

コウヤコケシノブとフトリュウビゴケ
Fig.12 コウヤコケシノブとフトリュウビゴケ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
このあたりの岩場では両種とも常在種となっています。
関連ページ 関西の花/シダ・コウヤコケシノブ

ホソバコケシノブ
Fig.13 ホソバコケシノブ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
本種もまた頻繁に見かけますがコウヤコケシノブより空中湿度の高い場所を好むようです。
間からヒカゲツツジの幼木が生えています。
関連ページ 関西の花/シダ・ホソバコケシノブ

ムチゴケ?
Fig.14 ムチゴケ? (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
よく見かけるコムチゴケとは感じが違っていました。多分ムチゴケではないかと。
岩場の濡れた場所に着いていました。

ヌリトラノオ
Fig.15 ヌリトラノオ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
シモツケヌリトラノオがないか岩場の上部まで登ってみましたが、ヌリトラノオばかりでした。
葉が岩の表面に沿って広がるのが特徴で、葉先にムカゴが付きます。
関連ページ 関西の花/シダ・ヌリトラノオ

カミガモシダ
Fig.16 カミガモシダ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
カミガモシダがめずらしく日当たりのよい岩の割れ目に生育していました。
日当たりがよいためか、葉面には光沢を生じていました。
他にヌリトラノオとの雑種である、アイヌリトラノオも見られました。
関連ページ 関西の花/シダ・カミガモシダ

シノブ
Fig.17 シノブ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
このあたりの岩場の上部ではヒトツバとともに大抵見かけます。
夏緑性なので、すでに枯れ始めている葉もあります。
関連ページ 関西の花/シダ・シノブ

トゲシバリ
Fig.18 トゲシバリ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
尾根上の岩峰に出ると貧栄養の指標となる地衣類のトゲシバリのマットがあちこちに見られます。
周辺には乾燥地かつ貧栄養地にも生育できるアセビ、ナツハゼ、カンサイスノキ、ケアクシバ、コバノミツバツツジ、ヤマツツジ、ヒカゲツツジなどのツツジ類が生育しています。

ズキンタケ
Fig.19 ズキンタケ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
前日まで降雨が断続的に続いたため、キノコ類もかなり出ていました。
林道脇の苔の上にはズキンタケが点々と出ていました。

ムラサキナギナタタケ
Fig.20 ムラサキナギナタタケ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
これも林道脇の腐植の溜まった場所で沢山出ていました。。

テングタケ
Fig.21 テングタケ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
お馴染みのテングタケも蹴飛ばすほど沢山出ていました。

オニテングタケ
Fig.22 オニテングタケ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
傘のイボ、スカートのようなツバ、ささくれ立った柄、どれをとっても写真映えするキノコです。

アミタケ
Fig.23 アミタケ (兵庫県丹波地方 2016.10/4)
食用菌はわずかにチチタケとアミタケしか見られませんでした。
チチタケはぽつぽつ程度、多少まとまって取れたのがアミタケで、もちかえって汁の実としました。

関連記事
スポンサーサイト

category: シダ

cm 0   tb 0   page top

コメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://satoyamaplants.blog.fc2.com/tb.php/101-1bcec915
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。