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Satoyama, Plants & Nature

今春に見た花々 

私の場合、自然との付き合いのランクはおおむね以下のようになります。
1.絶滅危惧種などの稀少種の生育環境・自生状態の確認。2.水生・湿生植物の生育環境の観察。3.食材として利用可能な野草の採取とレシピの探求。4.観察した植物をHPやサイトでまとめて紹介する。
最近、ブログやHPの更新が少ないのは、自身の都合により、上記の1,2の条件が満たされず、保全活動にも参加できていないことによります。
今現在、食材調達をメインで、気晴らしを兼ねて辛うじて定点観察でフィールドに出ている状況です。
もともと食を通して自然と結びついていることをを意識した上での自然観察でしたが、今はその原点に戻っている感があります。今回はその過程で観察した植物達をUPするので、取り立てて目新しいものはありません。まさにメモというべきものです。
しかし気晴らしとは言いながら、結構画像を撮影していました。
山菜やキノコの利用については次回のブログで取り上げます。
*画像クリックで、別ウィンドで表示されます。
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大きな画像(1024×768)を見る時は、リンク先の画像を別のウインドかタブで表示してください。


コタネツケバナ
Fig.1 コタネツケバナ (京都府福知山市 2016.3/6)
かつては帰化植物とされていましたが、近年では在来種として見直されつつあります。
ネット上では時にニワサキタネツケバナとの混同が見られますが、種子に翼があることで区別できます。まだ兵庫県からの記録はなく、開花期が春分の日頃と時期的に早いために見落とされている可能性が高いです。

タネツケバナとの比較
Fig.2 コタネツケバナ(左)とタネツケバナ(右) (京都府福知山市 2016.3/6)
コタネツケバナはその名のとおり、タネツケバナよりもかなり小さなものです。
花弁、萼、柱頭の径などがタネツケバナよりも小型となり、長角果は短く、先は尖り気味となります。

コタネツケバナの生育環境
Fig.3 コタネツケバナの生育環境 (京都府福知山市 2016.3/6)
コタネツケバナは氾濫原に出現する種で、ここでは氾濫原由来の水田地帯の素掘り水路内に生育しています。この場所では早春のみに開花が見られ、田植え前には結実し、やがて水没します。
同所的にタネツケバナやムシクサ、ミゾソバなどが生育しています。

春のアゼオトギリ
Fig.4 春のアゼオトギリ (京都府福知山市 2016.3/6)
この場所では20個体近くが生育していることが分かりました。
この時期でも葉身基部が茎を抱き気味になっていることが分かります。
関連ページ 湿生植物・アゼオトギリ

スズシロソウ
Fig.5 スズシロソウ (兵庫県丹波市 2016.3/17)
この日は気晴らしに山菜取りに出掛けました。
農地の土手ではあちこちでスズシロソウが開花し始めていました。
関連ページ 関西の花・スズシロソウ

シロイヌナズナ
Fig.6 シロイヌナズナ (兵庫県丹波市 2016.3/17)
社寺境内ではシロイヌナズナの花茎が伸び始めていました。
生育環境から見て、ここのものは帰化したものだと思います。

ユリワサビ
Fig.7 ユリワサビ (兵庫県丹波市 2016.3/17)
社寺境内の斜面では開花し始めたユリワサビが点在していました。
関連ページ 関西の花・ユリワサビ

ユキワリイチゲ
Fig.8 ユキワリイチゲ (兵庫県丹波市 2016.3/17)
低山の急斜面で点々と開花個体が見られました。
関連ページ 関西の花・ユキワリイチゲ

キクザキイチゲ
Fig.9 キクザキイチゲ (兵庫県丹波市 2016.3/17)
谷津奥の水田の土手で小群生していました。
ここでは同所的にキバナノアマナ、ニリンソウ、イチリンソウが見られます。
関連ページ 関西の花・キクザキイチゲ

アズマイチゲ
Fig.10 アズマイチゲ (兵庫県丹波市 2016.3/17)
山麓の道端の土手にキクザキイチゲと混生していました。
夕方に見つけたため、花は閉じかけていました。
関連ページ 関西の花・アズマイチゲ

ノハラスズメノテッポウ?
Fig.11 ノハラスズメノテッポウ? (京都府福知山市 2016.3/28)
この日はK先生を福知山市のコタネツケバナ自生地~丹波地方へとご案内しました。
その際、水の入っていない水田に草丈の低いスズメノテッポウとは別種に見えるものを見かけました。
変種とされるノハラスズメノテッポウかもしれません。来年に再精査してみようと思います。

オオマルバコンロンソウ
Fig.12 オオマルバコンロンソウ (兵庫県丹波地方 2016.3/28)
雑木林の林床ではオオマルバコンロンソウが開花し始めていました。
丹波地方では数ヶ所の自生地が見つかっていて、ここは最も東の自生地となります。
関連ページ 関西の花・オオマルバコンロンソウ

ヒロハノアマナ
Fig.13 ヒロハノアマナ (兵庫県丹波地方 2016.3/28)
兵庫県では2ヶ所でのみ見られる稀少種ですが、遅い時間だったので閉じかけていました。
関連ページ 関西の花・ヒロハノアマナ

ニワサキタネツケバナのロゼット
Fig.14 春先のニワサキタネツケバナ (兵庫県丹波地方 2016.3/28)
ニワサキタネツケバナの生育地にも立ち寄ってみましたが、まだ小さなロゼットの状態でした。

ヒメスミレ
Fig.15 ヒメスミレ (兵庫県加東市 2016.4/5)
この日は数時間の空き時間を作って、アミガサタケとハナワラビ類の観察に出掛けました。
野外ではスミレの季節になったようで、ヒメスミレもあちこちで開花していました。
関連ページ 関西の花・ヒメスミレ

タチツボスミレ
Fig.16 タチツボスミレ (兵庫県加東市 2016.4/5)
タチツボスミレもあちこちで開花。
関連ページ 関西の花・タチツボスミレ

ナガバノタチツボスミレ
Fig.17 ナガバノタチツボスミレ (兵庫県加東市 2016.4/5)
林縁で群生して開花していました。
ナガバノタチツボスミレは群生する傾向が強いように感じます。
関連ページ 関西の花・ナガバノタチツボスミレ

オドリコソウ
Fig.18 オドリコソウ (兵庫県加東市 2016.4/5)
オドリコソウもあちこちで群生して開花しています。
関連ページ 関西の花・オドリコソウ

シハイスミレ
Fig.19 シハイスミレ (兵庫県加東市 2016.4/5)
社寺の乾いた疎林内ではナガバノタチツボスミレに混じってシハイスミレが多く見られました。
関連ページ 関西の花・シハイスミレ

スミレ3種
Fig.20 スミレ3種 (兵庫県加東市 2016.4/5)
左上から右へ。ハグロシハイスミレ、タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ。
ここでは他にスミレ、コスミレ、ナガバノタチツボスミレが見られました。日本はスミレの国ですね。
関連ページ 関西の花・ニオイタチツボスミレ

ヤマスズメノヒエ
Fig.21 ヤマスズメノヒエ (兵庫県加東市 2016.4/5)
やや湿った土手でヤマスズメノヒエが開花していました。黄色い葯が目立ちます。
関連ページ 関西の花・ヤマスズメノヒエ

ノウルシ
Fig.22 ノウルシ (兵庫県東播地方 2016.4/5)
田園地帯に移動したところ、車窓からノウルシらしきものがあるのが見えました。
引き返して調べたところ、休耕田にノウルシが小群生していました。
この付近では数十年前から生育が確認されているそうです。
関連ページ 湿生植物・ノウルシ

ノウルシ生育状況
Fig.22 ノウルシの生育状況 (兵庫県東播地方 2016.4/5)
交差点に面した休耕田で群生していて、この場所は整地されて施設が建設されるとのこと。
この群落が見られるのも今年限りのようです。

ムラサキサギゴケ
Fig.23 ムラサキサギゴケ (兵庫県東播地方 2016.4/5)
同一敷地内の休耕田内にはムラサキサギゴケの絨毯が広がっていました。
関連ページ 湿生植物・ムラサキサギゴケ

サワオグルマ
Fig.24 サワオグルマ (兵庫県東播地方 2016.4/5)
これも同一敷地内に点在しています。
氾濫原由来の田園地帯なので、サワオグルマも氾濫原起源の湿生植物なのでしょう。
関連ページ 湿生植物・サワオグルマ

ノジスミレ
Fig.25 ノジスミレ (兵庫県篠山市 2016.4/9)
この日も半日の気晴らしの山菜取り。ツクシとともに開花したノジスミレ。
ツクシを採る時間はなく、もっぱらセリやコゴミを重点的に採取しました。
関連ページ 関西の花・ノジスミレ

ミヤマキケマン
Fig.26 ミヤマキケマン (兵庫県篠山市 2016.4/9)
栗園の林床では春の花が沢山開花していて賑やかでした。
フィールドに出る機会が少ない今季、普通種の花でも嬉しく感じられます。
関連ページ 関西の花・ミヤマキケマン

キンキエンゴサク
Fig.27 キンキエンゴサク (兵庫県篠山市 2016.4/9)
栗園の撹乱の見られる場所ではミヤマキケマンが多く、撹乱の少ない場所ではキンキエンゴサクが群生しています。
関連ページ 関西の花・ヤマエンゴサク(広義)

ニリンソウ+
Fig.28 ニリンソウ (兵庫県篠山市 2016.4/9)
半日陰の斜面ではニリンソウが開花全盛でした。
ニリンソウは山菜として利用できますが、スジっぽくてあえて食べるほどのものではありません。
関連ページ 関西の花・ニリンソウ

イチリンソウ
Fig.29 イチリンソウ (兵庫県篠山市 2016.4/9)
山麓の林縁ではイチリンソウも開花全盛期でした。
関連ページ 関西の花・イチリンソウ

トキワイカリソウ
Fig.30 トキワイカリソウ (兵庫県篠山市 2016.4/9)
トキワイカリソウは阪神間でも見られますが、やや稀で神戸市RDBではCランクとなっています。
丹波地方以北ではかなりふつうに見られる種です。
関連ページ 関西の花・トキワイカリソウ

オオバタネツケバナ
Fig.31 オオバタネツケバナ (兵庫県篠山市 2016.4/9)
セリを摘んだ山際の水路脇ではネコノメソウとともに開花したオオバタネツケバナが群生していました。テイレギと称して四国で食用にされていた山菜ですが、まだ深く探求できていません。
今年は利用のバリエーションを考えたいと思っています。
関連ページ 湿生植物・オオバタネツケバナ

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category: 春植物

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