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Satoyama, Plants & Nature

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8月のフィールドで 8月上旬の水草探訪 

 溜池や湿地などの湿生・水生植物もシーズン真っ盛りになりつつあります。今回はヒシモドキの開花を掲示板でお寄せいただいた青山さんの情報をもとにヒシモドキの自生地と周辺の湿地を、名古屋のTさんに案内頂いて念願のミズスギナとヒメコウホネの花を観察してきました。
*画像クリックで、別ウィンドで表示されます。
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大きな画像(1024×768)を見る時は、リンク先の画像を別のウインドかタブで表示してください。


ヒシモドキ
Fig.1 ヒシモドキ (兵庫県播磨地方 2015.8/6)
初めて見る開花集団です。栄養状態が良いのか、未開花集団と較べると少し葉が大きいように思われます。1個体がつける開放花数はかなりの数にのぼっています。

花後のヒシモドキ
Fig.2 花後のヒシモドキ (兵庫県播磨地方 2015.8/6)
結実率は閉鎖花よりも劣るようですが、いくつかの花は萼筒が残ったまま直立しており、これが開放花の果実となるようです。開放花の果実は熟すにつれて倒伏するようで、左下には倒伏したものが見えます。

オニバスとヒシモドキ
Fig.3 ヒシモドキとオニバス (兵庫県播磨地方 2015.8/6)
溜池内では所々でオニバスと混生しており、まるで絶滅危惧種の見本市のようです。
もうしばらくすればオニバスも開花期に入るはずで、両種の花の夢のような競演が見れるかもしれません。この他、水中にはミズユキノシタ、オオトリゲモ、クロモ、水没したスゲ属sp.やイグサなどが見られましたが、精査すればまだ何かあるかもしれません。
関連ページ 浮葉植物・オニバス

アオハリガネワラビ
Fig.4 アオハリガネワラビ (兵庫県播磨地方 2015.8/6)
溜池周辺を歩いていたところ胞子葉が高く直立したハリガネワラビがあり、光田先生にアオハリガネワラビの範疇に入るものだと教えていただきました。
兵庫県の維管束植物のリストではハリガネワラビと分けられていませんが、特徴を教えて頂いたので以後注意したいと思います。

ミクリ
Fig.5 ミクリ (兵庫県播磨地方 2015.8/6)
溜池畔に広がる湿原へ移動して、湿地の植物を観察しました。
ここでは池の流れ込み部分で、県南部ではごく稀なミクリが抽水状態で生育し、開花している個体も見られました。ミクリは6月頃から秋口近くまで連続的に開花が見られます。
関連ページ 抽水植物・ミクリ

トラノハナヒゲ
Fig.6 トラノハナヒゲ (兵庫県播磨地方 2015.8/6)
湿原の一角で群生しており、すでに結実しているものが多数見られました。
近縁のイヌノハナヒゲなどに較べて、開花・結実が早いようです。
この湿原とその周辺部ではコシンジュガヤ、マネキシンジュガヤ、コマツカサススキ、イヌノハナヒゲ、開花し始めのゴマクサなどが見られました。
関連ページ 湿生植物・トラノハナヒゲ

モトマチハナワラビ
Fig.7 モトマチハナワラビ (兵庫県播磨地方 2015.8/6)
ハチジョウベニシダ、タカサゴシダのあるシダの聖地にも立ち寄りました。
ここではアカハナワラビとフユノハナワラビ絡みのハナワラビは既産していますが、モトマチハナワラビも1個体のみですが見つかりました。モトマチハナワラビは他のハナワラビ類に先駆けて新葉を展開します。昨年の葉は見られず、草刈りや踏付けに遭っているようでした。
関連ページ 関西の花/シダ・モトマチハナワラビ

サツマスゲ
Fig.8 サツマスゲ (兵庫県播磨地方 2015.8/6)
サツマスゲは兵庫県では淡路島と姫路市以西に記録のある好石灰性の傾向があるスゲです。
ハチジョウベニシダ群生地の周縁部で数個体の小穂をつけたものが見られました。

キキョウ
Fig.9 キキョウ (兵庫県播磨地方 2015.8/6)
このあたりではキキョウは普通種ですが、湿地の傍らで立派な個体が開花していたので、思わずシャッターを切りました。
関連ページ 関西の花・キキョウ

ミズスギナ
Fig.10 ミズスギナ (三重県南部 2015.8/9)
昨年も名古屋のSさんに案内していただいたのですが、その時は溜池が満水で岸辺から草体を窺うことができませんでした。今回は前回よりかなり水位も落ちており、岸辺から観察することができました。
水面はジュンサイ、ガガブタ、ヒシなどの浮葉植物やノタヌキモなどに覆われていますが、岸辺近くからかなり広い範囲にわたって群生しています。

ミズスギナ沈水形
Fig.11 沈水形のミズスギナ (三重県南部 2015.8/9)
自宅の睡蓮鉢で育成しているものに較べて、比較にならないほど伸び伸びと大きく育っています。
充分に栄養がありながら富栄養化していない絶妙な水質が、ミズスギナの生育にマッチしているのでしょう。これは先のヒシモドキにも言えることなのだと思います。
このような水質を自宅の小さな睡蓮鉢で再現することは非常に難しく、長期にわたってバランスを崩さずに維持するのも至難の技です。

開花したミズスギナ
Fig.12 開花中のミズスギナ (三重県南部 2015.8/9)
陸生形を形成するにはまだ水深が深く、池底から生えているものに水面上に出ているものあありませんでしたが、切れ藻の先が立ち上がって陸生形となり花をつけているものが見られました。

サイコクヌカボ
Fig.13 生育途上のサイコクヌカボ (三重県南部 2015.8/9)
ヒメコウホネ自生地に向かう途中に立ち寄った溜池では長く続いた好天のため、かなり水位が落ちており、溜池畔ではサイコクヌカボが夥しく群生していました。
関連ページ 湿生植物・サイコクヌカボ

イバラモ
Fig.14 イバラモ (三重県南部 2015.8/9)
この池ではイバラモが鬱蒼と群生し、遠くから水面が緑色に見えていました。
水中のものはあまりにも密生して解りにくいので、流れ込みの流水中に生育しているものを撮影しました。
関連ページ 沈水植物・イバラモ

湿原内の水路
Fig.15 湿原中の水路 (三重県南部 2015.8/9)
ヒメコウホネが自生する湿原には中央部に湧水のある水路が流れ、ヒメミクリ、ナガエミクリ、ミズハコベが流水中に生育し、涼しげな光景を作っています。
関連ページ 抽水植物・ヒメミクリ
関連ページ 抽水植物・ナガエミクリ
関連ページ 湿生~沈水植物・ミズハコベ

湿原のヒメコウホネ群落
Fig.16 湿原中のヒメコウホネ群落 (三重県南部 2015.8/9)
昨年来たときは10月下旬ですでに開花期は終わっていましたが、今回は開花最盛期で沢山の花を咲かせていました。湿田が耕作放棄されて、かなり大きな規模の湿原となっていて、湿原内の地下水位の高い部分にパッチ状の群落が点在しています。

ヒjメコウホネの抽水葉
Fig.17 ヒメコウホネの抽水葉 (三重県南部 2015.8/9)
サイコクヒメコウホネよりも小さくて丸味を帯びています。
ここのものは岐阜県の集団の葉と較べると、葉脚の開く角度が小さく、端どうしがほとんど重なりあう点で微妙に異なるとのこと。また環境に対する適応力も優れ、短い根茎の切れ端からでも萌芽して岐阜のものよりも育てやすい特徴を持っているとのことです。

ヒメコウホネの花
Fig.18 ヒメコウホネの花 (三重県南部 2015.8/9)
柱頭盤に並ぶ柱頭は形が整っていて短く、雄蕊は湾曲しています。画像のものは萼片が4個ですが、ふつうは5個あります。あまりに気温が高いためか訪花昆虫は見られず、アザミウマの仲間が見られた程度で、訪花昆虫を捕らえるハナグモも見られませんでした。

マルバノサワトウガラシ
Fig.19 マルバノサワトウガラシ (三重県南部 2015.8/9)
ヒメコウホネが生育する湿原内には様々な湿生植物が生育していました。
かつては水田であったことから、マルバノサワトウガラシも開花したものが見られました。
関連ページ 湿生植物・マルバノサワトウガラシ

ヒメナミキ
Fig.20 ヒメナミキ (三重県南部 2015.8/9)
ヒメナミキは各地で急速に減少しているシソ科の湿生草本です。
ここでは他の植物に埋もれるように開花していました。
関連ページ 湿生植物・ヒメナミキ

アンペライ
Fig.21 アンペライ (三重県南部 2015.8/9)
湿原内で小さな塊となって花序を上げていました。
果実期は根生する葉に花序が埋もれてしまい、開花期ほど見応え(?)がありません。

ヒメミクリ
Fig.22 ヒメミクリ (三重県南部 2015.8/9)
先の湧水のある水路を遡っていくと開花・結実しているヒメミクリが沢山見られました。
これも先のミクリ同様、開花が長期間継続するようです。
関連ページ 抽水植物・ヒメミクリ

オオバタネツケバナ
Fig.23 オオバタネツケバナ (三重県南部 2015.8/9)
湧水環境のためか、季節に関係なく開花していました。テイレギ状態ですね。
関連ページ 湿生植物・オオバタネツケバナ

ミズトラノオ
Fig.24 ミズトラノオ (三重県南部 2015.8/9)
ヒメミクリとともに群生していますが、ここでは開花が見られないとのこと。
ミズトラノオはかなり肥沃な環境を好むので、湧水環境では栄養塩類が不足しているのかもしれません。
関連ページ 湿生植物・ミズトラノオ

ヒルムシロ
Fig.25 ヒルムシロ (三重県南部 2015.8/9)
ヒルムシロも湧水河川中では心なしか輝いて見えます。新鮮な花序を上げていました。
この水路では少し前までミズオオバコがたなびく姿も見られたということですが、現在は見られなくなったとのことです。
関連ページ 浮葉植物・ヒルムシロ

ヒメコウホネ
Fig.26 河川に群生するヒメコウホネ (三重県南部 2015.8/9)
場所を移動し、海に近い河川にあるヒメコウホネの群生地に案内していただきました。
この河川も多様性に富み、ウキヤガラ、ナガエミクリ、シログワイ、ショウブなどの抽水植物との混生が見られました。水中ではコカナダモがかなり蔓延っていますが、ホザキノフサモも群生していました。

ヌマダイコン
Fig.27 ヌマダイコン (三重県南部 2015.8/9)
川岸ではミゾソバやヤナギタデに混じってヌマダイコンが開花していました。
関連ページ 湿生植物・ヌマダイコン

シログワイ
Fig.28 シログワイ (三重県南部 2015.8/9)
各地で激減しているシログワイも生育状態の良い群生が見られましたが、これでも以前より生育規模が縮小したとか。まだ開花しはじめたばかりで、水面のすぐ上で雌性期の花序が見られました。
抽水状態のクログワイやミスミイ同様に、雄性期へと開花が進むにつれて有花茎が伸びていくようです。

シログワイの花序
Fig.29 シログワイの花序 (三重県南部 2015.8/9)
クログワイに比べ、鱗片の長さに対する横幅が広く、先は円頭となります。雌性期で3岐した柱頭が鱗片の間から出ています。

ヒカゲワラビ
Fig.30 ヒカゲワラビ (三重県南部 2015.8/9)
この日の最後は、やや富栄養気味な溜池を覗いてミズトラノオ、ガガブタ、コウホネ、アシカキ、マツカサススキなどを確認して終わりました。
画像は最後の溜池の脇の植林地で多数生育していたヒカゲワラビ。ここまで来るとヒカゲワラビも普通種になるのですね。一度、このあたりのシダもゆっくりと見に来たいものです。
以上、沢山の水草を見て、頭の中がお腹一杯になって、西宮への帰途へとつきました。

謝辞:ヒシモドキの開花情報をお寄せいただいた青山さん、ミズスギナとヒメコウホネの自生地を案内して頂いたTさんに感謝申し上げます。

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category: 湿地・溜池

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8月のフィールドで 8月上旬の但馬地方 

 山地では夏の花の開花ラッシュが始まりました。撮影画像も多いので、8月は数回に分けて掲載します。
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イワタバコ
Fig.1 イワタバコ (但馬地方 2015.8/2)
この時期はちょっとした谷に入ると、どこでも紅紫色の花を沢山つけたイワタバコが見られます。

クサアジサイ
Fig.2 クサアジサイ (但馬地方 2015.8/2)
ヤマアジサイの開花が終わるとクサアジサイの開花最盛期となります。
イワタバコ同様、この時期の各所の谷間を飾る花です。

ホクリクイヌワラビ
Fig.3 ホクリクイヌワラビ (但馬地方 2015.8/2)
ウラボシノコギリシダかと思っていましたが、ひとはくの鈴木さんによるとこの谷のものは全てホクリクイヌワラビとのことです。
ノコギリシダとウラボシノコギリシダの雑種で、丸いソーラスと線形のソーラスが混じりますが、まだ時期的に早いようで葉裏にはソーラスが見られませんでした。

オオヒメワラビモドキ
Fig.4 オオヒメワラビモドキ (但馬地方 2015.8/2)
光田先生によると、オオヒメワラビモドキとオオヒメワラビの中間的なタイプのものとのことです。
シダはやはり一筋縄ではいきません。典型的なものを見つけて比較してみたいです。

ウスヒメワラビ
Fig.5 ウスヒメワラビ (但馬地方 2015.8/2)
繊細で涼しげな姿が好ましい夏緑性シダです。
ヤマソテツ、イワハリガネワラビ、オオフジシダとともに谷筋の急傾斜地に生育していました。

アズマヒキガエル
Fig.6 アズマヒキガエル (但馬地方 2015.8/2)
谷筋の岩上でまるで置物のように鎮座していました。
鼻先1cmほどまで手を近づけてもピクリともしません。

ヒダサンショウウオ幼生
Fig.7 ヒダサンショウウオの幼生 (但馬地方 2015.8/2)
別の谷では外鰓を持ったヒダサンショウウオの幼生が沢山見られました。
この地域にはハコネサンショウウオも分布するようですが、指先に爪はないのでヒダサンショウウオのはずです。

タイミンガサ
Fig.8 タイミンガサ (但馬地方 2015.8/2)
大きな葉がよく目立つキク科の大型草本。オオモミジガサとともに群生していました。
両種ともに、ここではシカの食害が見られます。
同じ山域に稀にあるニシノヤマタイミンガサはシカの忌避植物のようです。

タイミンガサの花
Fig.9 タイミンガサの花 (但馬地方 2015.8/2)
草体は大きいですが、頭花は筒状で非常に地味なものです。

ヒナノウスツボ
Fig.10 ヒナノウスツボ (但馬地方 2015.8/2)
この時期の湿った谷間で点々と開花しているのを見かけます。
小さな壷型の花がユニークです。

タニタデ
Fig.11 タニタデ (但馬地方 2015.8/2)
タデとつきますが、アカバナ科です。
同じ属のミズタマソウよりも繊細で、山地の谷筋でよく見かけます。

ウスゲミヤマシケシダ
Fig.12 ウスゲミヤマシケシダ (但馬地方 2015.8/2)
葉はやや2型性で、胞子葉の柄は長く、基部は粘液に覆われて粘ります。
同じ谷には近縁のハクモウイノデも見られ、ときに隣りあって生育していますが、雑種は作らないのでしょうか?

ギンバイソウ
Fig.13 ギンバイソウ (但馬地方 2015.8/2)
ギンバイソウも花盛りで、各所で開花しているものが見られました。
画像のように紅色を帯びたものから白花まで見られます。
この個体にはヨツスジハナカミキリが訪花中でした。

イケマ
Fig.14 イケマ (但馬地方 2015.8/2)
イケマはアイヌ語からそのまま名づけられた数少ない植物のひとつ。
イ=それ+ケマ=足で、「それ」とはカムイを表すとされ、薬草とされたほか、病魔や悪夢を祓う儀式にも使用されました。非常に霊力の高い神聖なものとされていたようです。

フシグロセンノウ
Fig.15 フシグロセンノウ (但馬地方 2015.8/2)
県南部の低地でフシグロが咲く頃、県中部以北の山地ではフシグロセンノウが咲いています。
小さな花を咲かせるフシグロと違って、遠くからでもよく目立ちます。

ソバナ
Fig.16 ソバナ (但馬地方 2015.8/2)
岨菜という名のとおり、林道脇の崖地にぶら下がるように咲いていました。

ヒメノガリヤス
Fig.17 ヒメノガリヤス (但馬地方 2015.8/2)
林道脇の崖地ではあちこちでヒメノガリヤスの涼しげな姿が見られました。
関連ページ 関西の花/イネ科・ヒメノガリヤス

ノリウツギに訪花したニンフホソハナカミキリ
Fig.18 ノリウツギを訪花したニンフホソハナカミキリ (但馬地方 2015.8/2)
よく目立つノリウツギの花には沢山の訪花昆虫が集まります。
他にはチャイロヒメハナカミキリが訪花していました。

モミジハグマ
Fig.19 モミジハグマ (但馬地方 2015.8/2)
葉が激しい食害を受けている個体が、存続の危機感(?)から、いち早く開花していました。
頭花は3個の小花からなり、捩れた裂片が特徴的です。葉の切れ込みの浅いものにオクモミジハグマがあります。

オオヤマサギソウ
Fig.20 オオヤマサギソウ (但馬地方 2015.8/2)
林縁の草地に開花個体が見られました。
ツレサギソウ属はなかなか同定の難しいものですが、茎下部に光沢のある大きな葉が2枚やや接近してつき、その上に2~7枚の小さな葉が離れてつき、唇弁が後方に反る点が本種のポイントになります。

コオニユリ
Fig.21 コオニユリ (但馬地方 2015.8/2)
県南部から中部では岩稜上で見かける機会が多いですが、ここでは湿地周縁部の日当たり良い草地で開花し始めていました。
関連ページ 関西の花・コオニユリ

キツリフネ
Fig.22 キツリフネ (但馬地方 2015.8/2)
このあたりでは半日陰の細流脇などでツリフネソウとともによく見かける花です。

ヒロハノコウガイゼキショウ
Fig.23 ヒロハノコウガイゼキショウ (但馬地方 2015.8/2)
高原地帯にある小さな休耕田の畦に生育していました。
かつてはマルバノサワトウガラシが見られた水田でしたが、その姿は見られず、ヒロハイヌノヒゲ、コナギ、タウコギ、イチョウウキゴケなどが生育していました。
関連ページ 湿生植物・ヒロハノコウガイゼキショウ

エゾアブラガヤ
Fig.24 エゾアブラガヤ (但馬地方 2015.8/2)
県南部ではやや稀なエゾアブラガヤですが、県北の高原地帯では比較的ふつうに見られます。
関連ページ 湿生植物・エゾアブラガヤ

ミツモトソウ
Fig.25 ミツモトソウ (但馬地方 2015.8/2)
兵庫県ではやや高所の湿地や流れの脇に生育しています。
ここでは林道脇の上記エゾアブラガヤ、オタカラコウなどが生育する小湿地で見られました。

バライチゴの果実
Fig.26 バライチゴの果実 (但馬地方 2015.8/2)
高原地帯の農地の土手でバライチゴが結実していました。味はとてもあっさりしています。
山地で見られるイチゴで、県南部では六甲山で見られます。

キツネノカミソリ
Fig.27 キツネノカミソリ (但馬地方 2015.8/2)
草刈りの行き届いた道端の土手ではキツネノカミソリがちょうど満開でした。

category: 8月の花

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7月のフィールドで 

 7月前半は多忙となり、ほとんどフィールドに出られませんでした。これまでは月の前半と後半に分けていましたが、7月は1つにまとめました。掲示板で時々に上げた画像と重複するものもありますが、備忘録ということでご了承のほど。
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クモノスシダ
Fig.1 クモノスシダ (岡山県真庭市 2015.7/4)
野暮用で岡山県北部に出掛ける用事があり、わずかな空き時間に石灰岩地の谷を見てきました。
岩場にはあちこちにクモノスシダが着生していました。ここではクモノスシダは普通種のようでした。
コタニワタリやコバノヒノキシダ、ヘラシダも多く、また時間があればゆっくりと探査したい場所です。

アカショウマ
Fig.2 アカショウマ (神戸市 2015.7/13)
午前中の空き時間に六甲の谷に出掛けると、立派なアカショウマが開花していました。
花茎が何本も分枝して、多くの花序をつけ、重たそうに倒れこんでいます。
関連ページ 湿生植物・アカショウマ

ミヤコオトギリ
Fig.3 ミヤコオトギリ (神戸市 2015.7/13)
ミヤコオトギリは山地の沢沿いや明るい疎林の湿った林床に見られます。
腺点の散布はオトギリソウとほとんど変わりませんが、花は小さく、葉が長楕円形~広披針形と細いのが特徴。

カンザシギボウシ
Fig.4 カンザシギボウシ (神戸市 2015.7/13)
前回掲載した時(6/24)はまだツボミでしたが、すでに開花終盤となっていました。
現在のところ兵庫県が分布の東限で、花は花茎の先に集まってつくのが特徴です。

ノギラン
Fig.5 ノギラン (西宮市 2015.7/13)
六甲から降りた里山ではノギランが開花全盛でした。
葉に紅変が見られるものは、紅色を帯びた花をつけるものが多い傾向が見られます。
関連ページ 湿生植物・ノギラン

カワラサイコ
Fig.6 カワラサイコ (西宮市 2015.7/13)
午後は野暮用の帰りに久々に河川敷に寄り道。あちこちでカワラサイコが開花中でした。
草刈りがなされて花茎の低い個体が多い中、植え込みの陰のものは刈り込みの難を逃れて高く花茎を上げていました。

ヒナギキョウ
Fig.7 ヒナギキョウ (西宮市 2015.7/13)
河川敷の芝地で沢山の個体が開花していました。ここではほぼ通年開花が見られます。
関連ページ 関西の花・ヒナギキョウ

ヌマハリイ
Fig.8 ヌマハリイ(オオヌマハリイ) (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
シダの会の調査・観察会の日ですが、車中泊で現地入りし、早朝から集合時間の間に周辺を探査しました。ヌマハリイは兵庫県ではやや高所の湿地に生育する種で、開花結実が早く、今回ようやく観察適期に間に合いました。この湿地ではヒメカンガレイ、エゾシロネ、シカクイ(狭義)、ミズチドリなどが同所的に生育しています。

ミズチドリ
Fig.9 ミズチドリ (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
ヌマハリイの生育する湿地でちょうど開花中でした。個体数はわずかです。
前日の台風の影響でしょうか、草体は倒伏気味でした。

オオモミジガサ
Fig.10 オオモミジガサ (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
小さな沢を遡るとオオモミジガサが開花し始めていました。
周囲ではヤマアジサイ、クサアジサイが開花し、ギンバイソウ、モミジガサ、タイミンガサ、ソバナなどが花茎を上げ始めており、これから秋まで花の時期が続きそうです。

ヨツスジハナカミキリ
Fig.11 クサアジサイを訪花したヨツスジハナカミキリ (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
この時期になると様々な花上に最もふつうに見られるようになるハナカミキリです。

ウラギンヒョウモン
Fig.12 ウラギンヒョウモン (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
朝露に濡れた草原に咲くノアザミに多くの個体が訪花していました。
盛夏の猛暑の日が続く期間は夏眠して、一時的に姿が見られなくなります。

ヤマジノホトトギスとコマルハナバチ
Fig.13 ヤマジノホトトギスを訪花したコマルハナバチ (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
花筒に首を突っ込んで吸蜜すると、ハチの背中に花粉が付く様子が分かります。

イワヤシダ
Fig.14 イワヤシダの小型個体 (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
シダの会に合流して、本日のメインのイワヤシダ自生地での調査です。
かつて群生していた場所はシカの食害によって小さな葉の個体ばかりになり、画像のものは倒木の陰に見られた最も大きな個体でしたが、葉裏にソーラスは見られませんでした。
周囲にはトゲカラクサイヌワラビも沢山見られましたが、いずれも葉の小さな個体ばかりでした。

タンゴワラビ
Fig.15 タンゴワラビの群落 (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
イワヤシダ自生地から小さな尾根を越えた谷間は、タンゴワラビの群落によって埋め尽くされていました。

オニヒカゲワラビ
Fig.16 オニヒカゲワラビ (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
タンゴワラビと比較すると個体数は少数で、周辺に点在しています。
タンゴワラビとオニヒカゲワラビの雑種があるのかもしれませんが、そこまで眼が肥えていないので今回は断念。
関連ページ 関西の花/シダ・オニヒカゲワラビ

サキモリイヌワラビ
Fig.17 サキモリイヌワラビ (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
シカの多い地域ではどこでも同様ですが、ここでも防獣柵の内側にある林で基本種が一通り残っている場所があり、多くのシダが見られました。
サキモリイヌワラビは兵庫県では県南部では見られず、但馬地方中心に広く分布するイヌワラビの仲間です。

フナコシイノデ
Fig.18 フナコシイノデ (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
同じ林内にイノデ類が多い箇所があり、そこに一際大きなイノデがあったため、葉軸裏を確認したところ大きな鱗片が並んでいました。
林内にはイノデ、アイアスカイノデ、サカゲイノデ、サイゴクイノデが見られ、特徴が重複するものはイノデとサカゲイノデであり、両種の推定種間雑種のフナコシイノデということになります。
関連ページ 関西の花/シダ・フナコシイノデ(雑種)

サンインコベソマイマイ
Fig.19 サンインコベソマイマイ (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
ひとはくの鈴木さんから、サンインコベソマイマイだと教えて頂きました。成貝になっても臍孔が開くのが、コベソマイマイとの区別点とのことです。
丹波地方でも似たものを見ますが、幼貝が多く、丹波はどちらの分布域になるのでしょうか。

ミクリsp.
Fig.20 ミクリsp. (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
シダの会散会後、日没までにまだ時間があるので高原地帯へと向かいました。
棚田の中段付近の小さな池にフトヒルムシロとともに生育しているもので、生育環境からヤマトミクリの可能性が高いだろうと見ていますが、いつも水量が多くてこんな状態で、花茎を上げたところを見たことがありません。今のところ但馬地方からヤマトミクリの記録はなく、花茎を上げるのを期待しているのですが。
関連ページ 抽水植物・ヤマトミクリ

オオバギボウシ
Fig.21 オオバギボウシ (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
道端のちょっとした水の滴る岩場でオオバギボウシが開花中でした。
但馬の高原地帯に生育するものは、花に青味の少ないものがほとんどのようです。
関連ページ 関西の花・オオバギボウシ

ミツカドシカクイ
Fig.22 ミツカドシカクイ (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
兵庫県ではだいたい標高800m以上の湿地に出現するシカクイの仲間で、その名のとおり有花茎の横断面は3稜形です。
関連ページ 湿生植物・ミツカドシカクイ

ヒメキマダラセセリ
Fig.23 ウツボグサを訪花したヒメキマダラセセリ (兵庫県但馬地方 2015.7/19)
湿地で開花しているウツボグサの周りで多くの個体が飛び交っては、訪花していました。

グンバイトンボ
Fig.24 グンバイトンボ (兵庫県篠山市 2015.7/23)
ハタベカンガレイの茂る溜池の木陰で休んでいました。
二次的自然環境の高い湧水のある川や池に見られ、兵庫県ではまだよく見る部類に入るモノサシトンボの仲間です。

ノカンゾウ
Fig.25 ノカンゾウ (西宮市 2015.7/23)
高茎草本に埋もれつつある棚田の休耕田の土手に数個体が生育し、開花していました。
結実は稀でまだ本種の蒴果を見たことがありません。ここのものは未確認なので、今秋にでもまた見に行きたいと思います。
関連ページ 湿生植物・ノカンゾウ

ヤシャゼンマイ
Fig.26 ヤシャゼンマイ (阪神地方 2015.7/26)
時期的には少し遅くなりましたが、Sさんに案内して頂いてウチョウランの自生地を見に行ってきました。渓谷を遡行しているうちに特徴的な細い小羽片を持ったヤシャゼンマイに出会いました。
この山域からの記録はなく、小さなものがたった3個体あっただけでしたが、思っても見ない嬉しい出会いでした。

ウチョウラン
Fig.27 ウチョウラン (阪神地方 2015.7/26)
やはり時期的に遅く、多くの花は咲き終わっており、画像のものが花の状態が最も良いものでした。
周辺には比較的多くの中~小個体が見られ、自然状態では崩落でもない限り安泰のように見えます。
盗掘に遭わないことを願うばかりです。

サギソウ
Fig.28 サギソウ (阪神地方 2015.7/26)
溜池へと移動し湿地を探査していると、早くも開花したサギソウがありました。
周辺には花茎を上げ始めた個体が無数に生育していました。
関連ページ 湿生植物・サギソウ

コマツカサアブラガヤ
Fig.29 コマツカサアブラガヤ (阪神地方 2015.7/26)
Sさんに変なアブラガヤがあるという溜池にも案内していただきました。
小穂は不自然に細長く伸び、枝先には複数の小穂をつけていることからアブラガヤとコマツカサススキの推定種間雑種コマツカサアブラガヤであると思われます。
兵庫県ではコマツカサススキとアブラガヤの混生地が多く、このタイプのものは比較的よく見られます。
関連ページ 湿生植物・アブラガヤ
関連ページ 湿生植物・コマツカサススキ

ウリカワ咲く水田
Fig.30 ウリカワの花と水田雑草 (西宮市 2015.7/28)
溶けるような暑さの中、午後から市内の田園地帯を歩きました。
山際の水田ではウリカワやオモダカの開花が始まっており、水田内ではアブノメやキカシグサが伸び始めています。
関連ページ 湿生植物・ウリカワ
関連ページ 湿生植物・アブノメ
関連ページ 湿生植物・キカシグサ

オオヨツスジハナカミキリ
Fig.31 オオヨツスジハナカミキリ♀ (西宮市 2015.7/28)
先のヨツスジハナカミキリよりも大型で、見かける機会も比較的少ないハナカミキリです。
照り返しの強いアスファルトの農道を歩いていると、どこからか飛んできてナゼか農道の溝に降り立ちました。

ジャノメチョウ
Fig.32 ジャノメチョウ (西宮市 2015.7/28)
ススキが優占する草地では新鮮なジャノメチョウが頻繁に見られるようになりました。
画像はアキノタムラソウで吸蜜するメスの個体です。

ヒメミソハギ
Fig.33 ヒメミソハギ (西宮市 2015.7/28)
有馬川の氾濫原由来の水田ではヒメミソハギが開花し始めていました。
絶滅危惧種に指定されている地域が多い種ですが、農家の方からすれば稲の収穫時に小さな種子が混じって厄介だとのこと。
個人的には毒が無ければ他の種子が混じっても構わない派です。
関連ページ 湿生植物・ヒメミソハギ

イヌエンジュ
Fig.34 イヌエンジュ (西宮市 2015.7/28)
畑地へと続く土手ではイヌエンジュが満開を迎えていました。
かつてはハネミイヌエンジュとされていましたが、最近の研究によりイヌエンジュと分けない傾向にあるようです。

スズサイコ
Fig.35 スズサイコ (西宮市 2015.7/28)
各地で絶滅危惧種に指定されていますが、西宮市内ではかなり普通に見られる種です。
夕暮れ近くなり、開花し始めていました。
関連ページ 関西の花・スズサイコ

ナツエビネ
Fig.36 ナツエビネ (兵庫県丹波地方 2015.7/31)
昨年は季節外れの早い台風の直撃でダメ。今年は2日前の大雨で、花茎が黒変して傷んでいるものが多く、もう一つでした。この様子では今年もほとんど結実は望めないでしょう。画像の個体は大株ですが、昨年は結実が見られませんでした。

コガマ群落
Fig.37 コガマ群落 (京都府中丹地方 2015.7/31)
この日は午後から京都の氾濫原由来の田園地帯の種組成調査に向かいました。
最初に眼に飛び込んできたのは休耕田のコガマ群落。ひと月前はガマの群落が目立っていましたが全て伐採され、開花中のコガマ群落が目立ちました。これまでに見た最も大きな群落規模です。
関連ページ 湿生~抽水植物・コガマ

タコノアシ
Fig.38 タコノアシ (京都府中丹地方 2015.7/31)
モザイク状に点在する休耕田で大きな株が生育しており、開花し始めていました。
休耕田は時期をずらして草刈りされたり、耕起されたりしており、それがタコノアシが良好な状態で生き残っている理由なのでしょう。コガマとともに、これまでに観察した最も大きな集団でした。
関連ページ 湿生~抽水植物・タコノアシ

ウシノシッペイ
Fig.39 ウシノシッペイ (京都府中丹地方 2015.7/31)
こういった氾濫原由来の田園地帯には出現率の高いイネ科草本です。
氾濫原ではしばしば大きな群落をつくりますが、ここでは休耕田の一角で群生が見られる程度でした。
関連ページ 湿生植物・ウシノシッペイ

オオフサモ
Fig.40 オオフサモ (京都府中丹地方 2015.7/31)
ここでは氾濫原の原風景的な光景が残る中、特定外来生物に指定されているオオフサモも幅を効かせています。近くには住宅街や市街地も広がっているのでやむを得ないことなのでしょう。
特筆すべきはオオカワヂシャの侵入が見られなかったことでしょうか。
関連ページ 抽水~沈水植物・オオフサモ

セリ群落
Fig.41 セリ群落 (京都府中丹地方 2015.7/31)
広大な氾濫原の一角であるためか、群生のスケールも大きなもので、まるでキアゲハの楽園のようなセリの群落がありました。暑さのあまりコンデジのPLフィルターが曇ってソフトフォーカスのような効果が生まれ、偶然にも「楽園」のような雰囲気に。面白いのでUPしてみました。ここでは実際に沢山のキアゲハが舞っていました。
関連ページ 湿生植物・セリ

キクモ
Fig.41 キクモ (京都府中丹地方 2015.7/31)
キクモもいたるところで見られ、沈水状態から陸生形へと移行する途上でした。
8月半ば頃に開花することでしょう。
関連ページ 湿生~抽水~沈水植物・キクモ

スズメハコベ
Fig.42 スズメノハコベ (京都府中丹地方 2015.7/31)
緯度的に当然あってしかるべきと思っていましたが、ここでは休耕田内で絨毯状に生育している箇所がありました。まだ沈水状態のものばかりで、葉腋にツボミをつけているものは見られません。
画像中には同所的に点在しているアブノメも写っています。
関連ページ 湿生植物・スズメノハコベ

ホシクサなど
Fig.43 休耕田の水田雑草群 (京都府中丹地方 2015.7/31)
画像には水田雑草にとって良好な生育環境であることを示すホシクサ、サワトウガラシ、スズメノハコベが見られます。他にアゼナ、アメリカアゼナ、アゼトウガラシ、キカシグサ、コナギなどが見られました。
関連ページ 湿生植物・ホシクサ
関連ページ 湿生植物・サワトウガラシ

ミズネコノオ
Fig.44 ミズネコノオの若い個体 (京都府中丹地方 2015.7/31)
今回の調査は出現が予想されたミズネコノオを見つけることが目的でした。
まだ1cmほどの若い個体ですが、9月中旬以降には開花が見られることでしょう。
水田や休耕田内に若い個体が点々と見られました。
現在の様子からすると、9月に入ればシソクサ、ヒメミズワラビの出現が予想されます。
関連ページ 湿生植物・ミズネコノオ

アサマイチモンジ
Fig.45 アサマイチモンジ (京都府中丹地方 2015.7/31)
遮るもののない田園地帯を歩いた後、周縁部にある放棄されたクワ林に涼みに行くと、林縁でアサマイチモンジがふわふわと飛翔していました。
おそらく夏に羽化したものでしょう。まだ羽に痛みもなく新鮮な個体でした。

ミソハギ
Fig.46 ミソハギ (京都府中丹地方 2015.7/31)
日が傾き始めた田園地帯では休耕田のミソハギ群落が斜光を浴びて輝いていました。
今日の成果に満足しつつ、控え目加減の情緒的なショットを撮ってみました(笑)
関連ページ 湿生植物・ミソハギ

イトモ群落
Fig.47 溜池のイトモ群落 (京都府中丹地方 2015.7/31)
日没までまだ時間があったので、課題であるトリゲモsp.の自生する溜池に立ち寄りました。
この時期はイトモの果実期で、底面を鬱蒼と覆ったイトモが結実して、その切れ藻が水面に浮かび上がっていました。
トリゲモsp.はこの密生したイトモの間に混生していますが、まだ発育途上のようでした。
関連ページ 沈水植物・イトモ

トリゲモsp.
Fig.48 トリゲモsp. (京都府中丹地方 2015.7/31)
溜池から流れ出す水路内に見られるものですが、まだ花を確認できるものはありませんでした。
葉鞘の形、種子表面の横長の格子模様からトリゲモかオオトリゲモか判断保留としているものです。
前回訪れた時は時期的に遅くて雄花が見られず、今回は早すぎて花自体が見られませんでした。
こんなにタイミングを合わせるのが難しいのかと、改めて思い知らされました。
8月中~下旬にリトライです。

category: 7月の花

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